2024年 4月 19日 (金)

「シー・シェパードはずるい奴」 カナダ閣僚がモーレツ非難

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監視活動は猟に危害与えない?

   これに、シー・シェパード側は当然のように猛反発。今回のカナダ政府の措置を「戦争行為」と非難した上で、

「カナダ政府は、公海上でオランダ船籍の船に武装部隊を送り込み、拿捕した」

と主張し、カナダ政府側の主張と食い違っている。さらに、

「シー・シェパード乗組員は、(猟の様子を記録するための)カメラでしか武装していない。狩猟者に対する唯一の危険は、カナダ政府によるものなのではないか」

と、監視活動は狩猟者に危害を与えるものではないことを強調した。

   もっとも、カナダ国内では、シー・シェパードを支持する声は多くないようだ。カナダの通信社「カナダ通信(CP)」は、監視船が現在係留されている都市の住民の声を、このように伝えている。

「シー・シェパードは、人々を危険に陥れる以外のことは、あまりやっていない」
「自分達のことを、自分で『お邪魔虫』にしている」

   拘束されていた乗組員2名は、4月13日、それぞれ5000ドルの保釈金で保釈され、公判が5月1日に始まる。裁判の結果によっては、最大で10万ドルの罰金または最長1年の懲役、あるいはその両方が課せられる可能性がある。

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