2024年 4月 25日 (木)

長谷川洋三の産業ウォッチ
中台正常化:台湾国民党副主席が明かす本音

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「中台関係の正常化は、投資家だけでなく大衆の希望にかなうものだ」

   台湾の江丙坤(作字、土へんに申)国民党副主席は2008年5月5日、台北市内のホテルで私にこう強調した。5月20日に発足する国民党の馬英九政権は、中国との経済交流の拡大に力を入れようとしているが、江副主席は馬英九・次期政権で海峡交流基金会の理事長に就任し、対中交流の窓口となるだけに力が入っている。東京大学農学部を卒業し、日本の各界にも幅広い人脈を持つ。

   江副主席によると中台交流は「これまでの民進党政権下で不正常となっていた対中関係を正常化させることがねらい」と力説する。「台湾経済は民間消費の低迷と民間投資の減少により成長の拡大が見込みにくい。また投資率よりも貯蓄率の方が大きいなど、戦争への不安感がある。現在の経済成長は対中国投資や対中貿易が支えている要素が大きく、海峡間の緊張を緩和させ、安定した関係を築くことが持続した経済成長につながる」と指摘する。

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