2024年 4月 27日 (土)

レクサス一時輸入ストップ 中国政府決定の裏事情

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ライセンスの更新停止は販売店の不振が背景

   レクサスの販売量について、自動車専門の調査会社である北京波璽卡汽車信息諮訊有限公司は、07年に3万台と推計している。この年、レクサスは中国では2.6万台の輸入ライセンスを取得していたが、それとほぼ合っている。08年1-5月には、新規のナンバープレートを付けたレクサスは、13951台であり、08年一年の販売台数は3.3万台と同社は見る。

   昨年の爆発的売れ行きをベースにして、トヨタは4万台を見込んでいた。ところが、破局はすぐやってきた。08年に入ってから、インフレ、輸入車に対する消費税率の引き上げのうわさなど、高級車販売に不利な条件がぞろぞろ出来てきて、売り上げも低迷ぎみになった。

   それで「レクサスの4S店は、連名で商務部機電産品進出口弁公室に苦情を申し立てた。在庫の増加、売れ行きの不調によって経営不振となったことで、商務部はライセンスの更新を控えた」。こんな裏事情を、7月11日付の『21世紀経済報道』で史宝華記者がスクープした。

   J-CASTがライセンス更新の状況について、レクサス(中国)に聞くと、

「輸入ライセンスの更新は一週間ほど遅れるかもしれないが、交付しないという話は聞いていない」

と答えた。

   日産、ホンダの高級車輸入についてのライセンス更新は、今まで通りに進んでいる。レクサスにも、交付される可能性は高いが、レクサスが新たな課題に直面しているのは間違いない。

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