2024年 4月 29日 (月)

カシミヤ混入率インチキ表示 なぜ生協は発見できなかったのか

全国の工務店を掲載し、最も多くの地域密着型工務店を紹介しています

販売会社としての責任は大きい 検査回数を増やしていく

   日本生協連の担当者は「本当にわからなかった」と話す。さらに、「委託していた製造会社からは、納品時にカシミヤの混率を証明する『混率証明書』が付いていて、そこには確かに50%と書かれていた」と説明する。製造を委託しているのは、大阪にあるアパレルメーカーの藤井で、シリーズの販売を開始した02年からの付き合いだ。藤井が契約する中国の工場で作られた製品は、貿易会社を介して藤井から日本生協連に届けられる。不正が見つかっているのは、06年9月からで、整毛会社が代わった時期とほぼ重なるため、日本生協連などは原料を販売する中国の整毛会社で不正があったのではないかと見ている。

   藤井の担当者は、「初回生産時に検査をしたが、問題はなかった。検査をしなかった追加生産分で起こったのではないか。発覚後に中国に確認しに行ったが、今となってはいつから起こっていたのか確かな時期はわからない」といっている。

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