2018年 7月 21日 (土)

「東京ガールズコレクション」なぜこんなに盛況なのか

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   国内人気ブランドが勢ぞろいするファッションの祭典「東京ガールズコレクション」が、大盛況のうちに幕を閉じた。コレクションを見ながら、携帯サイトでリアルタイムに服が買えるのが人気の最大の理由だ。登場するアイテムは毎回「ほぼ完売」する。女性衣料品が売れない時代、「売れる」イベントには独自な仕組みがあるのだ。

「CanCam」「JJ」人気女性誌の専属モデルが垣根を越えて参加

   7回目を迎えた「東京ガールズコレクション(TGC)」が2008年9月6日、国立代々木競技場第一体育館(東京都渋谷区)で行われた。総勢70人のモデルによる華やかなファッションショーが7時間以上にわたって繰り広げられ、来場したのべ2万2700人の熱い視線が約40メートルに及ぶランウェイに注がれた。

   通常のコレクションはプレスや上顧客を中心に招待するのに対し、TGCはチケット販売制で、自由席は4000円、ランウェイ近くの特等席は1万円と、有名アーティストのコンサートさながらの値段だ。にもかかわらず毎回、即日完売する。お金を出してもショーを見たいと思わせるのは、充実した中身にありそうだ。

   「CanCam」や「JJ」といった人気女性誌の専属モデルが垣根を越えて参加し、モデル見たさに来る人も少なくない。さらに、毎回シークレットゲストとして女優やタレントが登場するのも、注目を集めている。今回は女優の黒木瞳さん、北川景子さん、タレントの南明奈さんらが登場すると、会場のボルテージは一気に上がった。

   さらに、モデルが着ている服を携帯サイトでリアルタイムに購入できるのも、魅力になっている。気に入ったアイテムを見逃すまいと、携帯片手に真剣にチェックする姿があちこちで見られた。

人気モデルの着用アイテムをその場で購入できる

   TGCを企画・運営するゼイヴェル(東京都港区)は、携帯サイト「girlswalker.com」で衣料品の通信販売を行っている。TGCはネット通販にもかかわらず実物が見られる「リアル版」として、05年夏に第1回目を開催した。当初から若い女性の注目を集め、ショーが終わるころには売り切れるアイテムが続出。衣料品の売れ行きが落ち込んでいると言われるなか、「売れる」イベントとして業界内でも一目おかれる存在になっている。

   ショーに参加したのは、10代後半~20歳代の女性に人気の「ALBA ROSA」「CECIL McBEE」「MILKFED」といった国内22ブランド。今回から東京・渋谷の「SHIBUYA109」に入っているギャル系ブランド、セレクトショップ系のブランド、デザイナーズブランド、初登場するブランドと、カテゴリーごとにショーをわけ、観客は目当ての商品を絞って見られるようにした。

   ゼイヴェルの広報担当者は、

「人気モデルが着用している最新アイテムをその場で購入できることが好評で、今回、ショーに出たアイテムはほぼ完売しました。さらに、商品はほとんどがショップより先行販売になっていること、またアイテムによっては2万人強のアクセスが集中してすぐに売り切れてしまうといった『限定感』が強いことも人気の秘訣です」

と話している。

   次回は3月に春夏コレクションを開催する。出演ブランドは、来場者に実施したアンケートなどを元に選択していく。

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