2024年 5月 9日 (木)

不況どこ吹く風プライベートジェット機 1機50億円でも「5年待ち」

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レンタルでも羽田-香港間で往復約1300万円

   レンタルの利用もまだ増えている。ただ、プライベートジェット機はレンタルでも安くはない。レンタルを手がけるジャパン プライベートジェットによると、羽田-香港間で往復約1300万円。国内では羽田-札幌間が片道約255万円、羽田-那覇間で片道約397万円が必要という。

   さらに同社の場合は、完全前金制なので振込みが確認されないとチャーターしてもらえない。そもそもビジネス以外では、ふだん忙しい人が、ちょっと時間が空いたときに思い立ったように旅に出る、といった使われ方がされている。ジャパン プライベートジェットは、「個人で、たとえば沖縄、マカオや香港にプライベートジェットを使う人は少なからずいます。往復でチャーターするほうが安価なのですが、片道ずつ、『また帰りに連絡するから迎えにきて』と、気ままに旅行を楽しむのに使う方もいます」と話す。

   それでも、利用が多いのはやはりビジネス。大手上場企業の首脳などが会議や商談などの移動に使うことや、大物タレントやアーチストらがテレビ出演のための移動に利用している。

   最近は、JTBが「プライベートジェット機で行く豪華ハワイの旅」といった企画を発売。富裕者層をターゲットに、家族やごく親しい人たちと、まさにプライベートな豪華旅行のためにチャーターする機会を提供している。

   また、サンスター「トニック」が今夏展開した「超スッキリ空の旅プライベートジェット周遊キャンペーン」の懸賞広告では、その賞品にプライベートジェット機を用意した。 企業とのタイアップをはじめ、いろいろな使われ方が出てきたため、不況とはいえレンタル利用も全体的には増加傾向にある。

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