2024年 4月 18日 (木)

「受験生」にも不況の波 「出願減らす」「進学見直し」

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たくさん受けるならセンター利用の方が安く済む

   センター試験を利用した受験制度は、早稲田大学、慶応大学、青山学院大学などが導入している。一般受験の平均受験料は3万5000円だが、センター利用は1万5000円から2万円が多い。センター試験の受験料(3教科以上1万8000円、2教科以上1万2000円)は別途かかるものの、たくさん受けるならセンター利用の方が安く済む。

   大学入試センターによると、09年のセンター試験志願者は前年を596人上回る54万3981人で、浪人生は減ったが、現役の高校生はおよそ3250人増えた(1月9日時点)。09年春に卒業見込みの高校生のうち過去最高となる約40%を占め、センター利用で私立を受ける学生が増えていると推測できる。

   また、1月中旬にセンター試験が終わると、国公立を目指していた学生が私立に替えて出願する例が多いが、田村課長は「今年は何としても国公立に入ろうと後期まで粘っている感じもする」と指摘する。

   一方、現役高校生を対象に関東を中心に展開する予備校、市進予備校では様子が異なるようだ。広報宣伝担当者はこう話す。

「受験費用についても、冬のボーナスが出なかったとか深刻なケースを除いては、出願数を減らすことは考えにくいです。むしろ、来年の受験に影響が出てくるんじゃないでしょうか」

今年大学受験をする子供がいるという会社員の男性は、私立は8校に出願したという。

「今日、ほとんど振り込んできましたが、全部で35万円近くにもなりびっくりしました。1度落ちても再チャレンジができる学校もあり、その都度受験料がかかるのですが、うまくお金を取れる仕組みになっていますね。そうは言っても、万が一すべて落ちて浪人されると、予備校に通わせるお金がかかってしまう。なので、出願は減らしませんでした」

ともらしている。

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