「かおる姫」の愛称で人気のビーチバレー、菅山かおる選手の「白い肌」に注目が集まっている。炎天下で試合をすれば、「黒くなっていくんじゃないか」「せっかくの美白が台無しだ」と残念がるファンもいる。そんな心配をよそに、かおる姫の白肌は健在だそうだ。秘訣は日焼け止め剤を1日1本弱使うこと、だという。日焼け止めでどこまで白肌を守れるのだろうか。「せっかくの美白が台無しになっちゃうよ」かおる姫が所属するWINDS公式サイト「かおる姫」ことビーチバレー、菅山かおる選手(30)が神奈川・鵠沼海岸で2009年3月30日に練習を初公開した。コバルトブルーの水着の上にTシャツを着て登場し、会場を沸かせた。かおる姫のチャームポイントと言えば、白い肌だ。浅尾美和選手のようにビーチバレー選手はこんがりと日焼けした小麦肌をしていることが多い中で、一際目立つ。もともと色白である上に、ビーチバレーに転向する前は室内バレーをやっていて、日に焼けることはなかった。しかし、太陽が降り注ぐビーチではそうもいかない。1月から2か月あまりブラジルに滞在し、帰国後も4月のデビュー戦に向けた練習が続いている。初試合への期待が高まる一方、かおる姫がビーチバレーに転向することを、複雑な思いで見ているファンもいる。「惚れ惚れする」と、白肌に思いを寄せる男性は自身のブログで、「でもこれからどんどん日焼けして黒くなっていくんでしょうね。そう思うとちょっとがっかりな気もするなぁ。あの美白は捨てがたい!」と残念がっている。また、巨大掲示板「2ちゃんねる」に複数のスレッドが立ち、「せっかくの美白が台無しになっちゃうよ」「黒くなるなよ。白いから美しい!」「日焼け止め塗ってくれよ」など、心配する声がたくさん書き込まれている。まめに塗り直せば効果を持続させることができるそんな心配をよそに、3月30日の公開練習に登場したかおる姫は、白肌が健在であることを見せつけた。秘けつについて、「日焼け止め剤を1日1本弱、使っている」と明かしている。日焼け止め剤は紫外線から肌を守るための化粧品で、乳液タイプ、スプレータイプ、シートタイプなどがある。パッケージに書かれている「SPF」や「PA」といった記号は、紫外線から肌を守る目安だ。日本化粧品工業連合会(JCIA)によると、SPFは皮膚を赤くする紫外線UVBの防止効果、PAは黒くするUVAの防止効果を表す。目安は散歩や買い物程度ならSPF10~20・PA+、屋外での軽いスポーツ、レジャーはSPF10~30・PA++、炎天下でのレジャー、マリンスポーツはSPF30~50・PA++~+++、非常に紫外線の強い場所や、紫外線に過敏な人はSPF50~50+・PA+++、となっている。しかし、これらの数値はあくまで目安だ。実際、どの程度の効果があるのだろうか。JCIAで紫外線に詳しい担当者は、「ビーチバレーで体を動かすことによってどのくらい日焼け止め剤が取れてしまうか、測定しないとわかりませんので、何とも言えませんね。数値は静止している状態で測った値ですから・・・」という。日焼け止め剤ブランド「ALLIE(アリー)」を展開しているカネボウ化粧品の広報担当者も、「動く部分はどうしてもヨレてきますので、隙間から紫外線が差し込んでしまいます」と説明する。ただし、まめに塗り直せば効果を持続させることができる、と口を揃える。大変な作業だが、地道な努力が白い肌を守っているようだ。
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