2021年 2月 25日 (木)

海やイルカとふれあうと 自然環境を大切にするようになる
NPOゴーフィン代表・三好豪さんに聞く

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   「未来の子ども達に綺麗な地球を残す」というコンセプトのもと、イルカとのふれあいを通じて自然のすばらしさが体験できる「リビエラ ドルフィンブルー」が2009年7月1日、神奈川県・逗子マリーナ内にオープンする。この施設の監修を手がけた、NPO「ゴーフィン」の代表でイルカトレーナー講師をつとめている三好豪さんに、日頃から感じているイルカとのふれあいや海の大切さ、エコへの取り組みについて聞いた。

イルカの「命」を考えて欲しい

小学校低学年の頃、はじめてイルカと出会ったときのことを嬉しそうに話す三好豪さん
小学校低学年の頃、はじめてイルカと出会ったときのことを嬉しそうに話す三好豪さん

――そもそも、三好さんとイルカとの出逢いはいつだったのですか?

三好 イルカとは、ものごころついた頃から、家族のように身近な存在でした。というのは、父がイルカトレーナーだったことに関係しています。ところが僕は小学校の低学年まで、父の仕事を知らなかったんです(笑)。知ったのは作文で書いた「僕のお父さん」がきっかけで、父の職場に行くことになったから。
 そこでは野生のイルカをトレーニングして芸を覚え込ませ、育てたイルカを和歌山県から全国の水族館に引き渡していました。父の仕事がイルカトレーナーだと知り、その後は手伝いに行く機会も増えました。餌をあげたり、水族館への引き渡しにつき添ったりしていました。イルカたちとは随分と長い時間を過ごしました。

――お父さんである三好晴之さんは、イルカトレーナーとしてはパイオニア的な存在。全国の水族館には、晴之さんが育てたイルカも多いとか。三好さんがイルカトレーナーとなったのは、晴之さんの影響が大きかったのでは?

三好 実は、高校生や大学生の頃は自分の家業を継ぐなんて……そんな思いがありました。大学時代もイルカとは無縁の勉強をしていましたしね。ただ、ちょうど21~22歳頃、将来はどうしようかな、なんて考えていた時期に、飼育されていたイルカを海に帰すという1年がかりのプロジェクトに参加したことが転機となりました。
 参加するにあたって、独学でイルカについて勉強をはじめました。イルカの生態に関する本やトレーナーに関する本を読みあさる毎日でしたね。というのも、トレーナーというのは職人的な仕事で、目で見て盗め――これが基本。また、全国の水族館にも足を運び、関係者の方の話を聞ききました。驚いたのは、だいたいどこの水族館にも和歌山から来たイルカ――つまり父の育てたイルカがいること。父の偉大さには改めて気付くと同時に、このチャンスはつぶしてはいけない思いに駆られ、イルカトレーナーになる一大決心をしたわけです。

――三好さん自身はイルカに接する時には気を付けていることがありますか?

三好 イルカとのふれあいが一方的になってはいけない、と肝に銘じています。ついついトレーナーという役割上、イルカには指示を与え、言うことを聞かせる態度となってしまう。イルカとの関係がどんなにフレンドリーに見えてもエサを与えている以上、主従関係ではイルカが下になってしまう。
 それではイルカの気持ちには近づけないと思うんです。僕は講師として、若いトレーナーたちには、「イルカを飼育している以上、イルカのせいにしてはいけない」といつも言っています。イルカがどんなに恵まれた環境で飼育されていたとしても、イルカが望んでいるわけではないのです。イルカの「命」を考えて欲しいと思います。
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