2024年 4月 28日 (日)

酒井被告の裁判員映画 再公開求め署名運動始まる

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3週間で450の署名集まる

   切通さんはJ-CASTニュースの取材に対し、

「裁判映画というと通常いかめしいものですが、『審理』は酒井法子さんが演じる普通の主婦の視点から裁判員制度を描いた柔らかい雰囲気の作品。被疑者も含めて、お互いの人間性を認めていこうという原田監督の未来への遺言にもなっています」

と話す。切通さんは原田監督とは10年来の付き合い。監督の墓石には「審理」が作品名として刻まれ、戒名にも「審」の字が入っているという。

「社会が覚せい剤を許さないという声もありますし、今自粛することの是非は問いません。ただ、1人の映画監督の遺作が、50年、100年経っても観ることができないというのは悲しいことです」

   また、特に恐れているのが「審理」が「作り直される」こと。原田監督の作品が否定されることにもなりかねないからだ。

   署名は9月8日現在で450集まった。10月に入ったら最高裁に提出するとのことだ。果たして再公開されることはあるのだろうか。最高裁の広報課は、

「自粛は『当面の間』ということで、特に期間を決めている訳ではありません。『審理』を作り直すという予定も出ておりません。自粛が相当ではないという状況になりましたら再公開を検討します」

と話している。

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