2019年 11月 15日 (金)

紙媒体極度の不振の中で 角川が出版業界独り勝ちの秘密

印刷
エーザイが開発したサプリ『美チョコラ』無料モニター募集!

雑誌主力のビジネスモデルは破たん

   業界の動向に詳しい出版関係者は、他社でも多メディア展開はあるとして、角川グループの違いをこう解説する。

「普通の出版社は、ヒットしてから考えます。しかし、角川は、最初からクロスメディアの立場で出版物を企画しています。戦略的なビジネスをしており、それが強みですね」

   また、この関係者は、一般受けするものからではなく、まずオタク系、アキバ系から始める点も違うと言う。

「3~5万人のオタク層に受けて関連商品が売れ、それが回りに知られるようになって大きくなっていくわけです。ユーチューブへの投稿も認めたものならOKを出しており、メディアを上手に使っていこうという柔軟な考え方がありますね」

   一方、他の大手出版社は、本の赤字を雑誌の稼ぎで埋めていたが、こうしたビジネスモデルも破たんしつつある。雑誌が売れなくなっており、主力だった女性誌は、「CanCam」(小学館)を始め、販売部数が1年で2割強も減るケースが出ている。クライアント寄りの雑誌作りが、時代のニーズに合わなくなったとも指摘されている。

   もっとも、情報を得る手段がネットに移るなどして、出版そのものが地盤沈下している。雑誌や本の市場規模が、10年前より2割以上も小さくなっているのだ。

   前出の出版関係者は、こうした状況は角川グループも無関係とはいえないと指摘する。

「紙媒体が後退しているのが、弱みでしょうね。だから、次々に他メディアの企業を買収しないといけないので、状況は厳しくなります」
今すぐ無料会員に登録して、コメントを書き込もう!
姉妹サイト
    loading...
お知らせ

注目情報

PR
追悼
J-CASTニュースをフォローして
最新情報をチェック
電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中