「かわいすぎる海女」中傷乗り越え 地元のため「写真集も出す」

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   「かわいすぎる海女さん」として大注目を集めた大向美咲さん(19)が、2009年9月いっぱいで今シーズンの仕事を終える。メディア取材が殺到した疲れと、ネットでの誹謗中傷で精神的にダウンしたこともあり、当面メディアの露出はないと一部の報道で伝えられた。しかしそれは誤りで、地元観光に関連するものならば「観光大使」として積極的に登場するのだそうだ。

25年ぶりの新人を取り上げると人気爆発

   大向さんは岩手県久慈市の小袖海岸で素潜り漁を行う海女として友人の小袖妃香理さん(19)と09年8月にデビュー。地元の「北限の海女」としては25年ぶりの新人となった。「北限の海女」は現在20人ほどいて、多くは50歳を過ぎている。海女になったきっかけは、祖母のサツキさん(73)が2年前まで現役の海女だったことと「昔からの伝統を終わらせたくない」という郷土愛から。メディアが25年ぶりの新人を取り上げるやいなや、その美貌から「かわいすぎる海女さん」とネットで人気に火が付いた。

   するとメディアからの取材が殺到。あまりの申し込みの多さに久慈市の観光課がマネジメントを担当することになった。同観光課によれば、大向さんも小袖さんも普段は別の仕事を持っている社会人。他の海女さんも、主婦や会社勤めなどをしている。同市では毎年7月から9月にかけ観光の目玉として海女さんの実演を披露。観光客は一回5000円で海女さんを海に潜らせ、採ったウニを食べることができる。この観光のボランティアとして大向さん達は参加している。

「地元観光につながる取材ならば、受けていきます」

   ただし、10月から来年7月にかけてこのイベントは中止になる。海女さん達は家庭や自分の仕事場に戻っていくわけだが、大向さんへの注目度は衰えない。

「テレビや雑誌などメディアにこだわらず、地元観光につながる取材であるならば、引き続き受けていきます」

と同観光課は話している。写真集の依頼もあり、これも観光に結びつくものであれば出していく予定なのだそうだ。

   大向さんはテレビで、放映を断ったシーンが勝手に放送されたり、男性問題に関するあらぬ中傷がネットで行われたりするなどで心労がたまりダウン、「取材自粛」を求めたと一部で報道された。同観光課によれば、入院には至らないもののダウンしたことは事実だが、「取材お断り」はない、としている。大向さんはメディアのインタビューで、

「久慈という町が好きなので、海女をやりながらずっと暮らしていきたい」

と話している。メディアへの露出は、そうした郷土愛そのものなのだろう。

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