2020年 10月 31日 (土)

「大臣スキャンダル」リークまでやる 官僚たちの「抵抗」テクニック

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   面従腹背は官僚の常識。気に入らない大臣のスキャンダルを流すこともある――「脱官僚」を唱える民主党政権に対して官僚側の抵抗も予想される中、さまざまな「抵抗術」が官僚経験者によってテレビで明らかにされた。はたして鳩山政権はスローガンどおり、官僚をコントロールできるのか。

「大臣がこんなことを考えているからつぶして下さい」

   2009年9月30日に放送されたテレビ朝日のワイドショー番組「スーパーモーニング」には、経産省や建設省などで政策立案にたずさわった4人の官僚経験者が登場し、かつて目の当たりにした官僚の激しい抵抗を赤裸々に語った。

「政治家に出す情報の数は与党であっても全部出さない。情報は極力少なく渡す。そうすれば、自分たちの判断に従う」

   と語るのは、元経産省の岸博幸氏(慶応大学教授)。政治家が意に沿わない決断をした場合には役人言葉で文書を書いて、別の解釈もできるようにする「霞が関文学」のテクニックを使うこともあるのだという。

「それでもうるさい場合にはしょうがないなあと思って、今度は情報のリークをいっぱい始める。族議員に『大臣がこんなことを考えているからつぶして下さい』みたいに流す場合もあれば、大臣のスキャンダルを流す場合もある」

   大臣のスキャンダルというといくつかの顔が浮かぶが、あれも官僚たちのリークによるものだったのだろうか。

   また、情報を隠すのではなく、逆に膨大な情報を政治家に与えて混乱させる方法もある。元建設省の福井秀夫氏(政策研究大学院大学教授)は、

「事の軽重というのはある程度、役所が価値観を持って分類して、大事な順番に説明しないといけないが、膨大なものを渡されたら政治家はイヤになる。それも一種のテクニック」

   と、政治家操作術のポイントを語った。

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