2018年 7月 19日 (木)

火災惨劇「韓国射撃場」 どんな施設だったのか?

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   韓国・釜山市内にある室内射撃場で2009年11月14日、火災が発生し、日本人観光客ら10人が死亡した。惨劇の舞台となった「ガナダラ実弾射撃場」は日本人にも人気の観光スポットだったというが、いったいどんな施設だったのだろうか。

   新聞などが報じたところによると、11月14日の14時半ごろ、韓国の釜山市中区新昌洞の雑居ビルの2階にあるガナダラ実弾射撃場で火災が発生。突然、「ボン」という音とともにビルから煙が噴き出したという。火は発生から30分ほどで消し止められたものの、16人が死傷した。

   現地消防当局の発表では、死亡した10人のうちの8人は日本人観光客とみられている。被害者の多くは、長崎県から訪れた30代半ばの男性グループで、同じ中学校の同窓生という。彼らを悲劇に巻き込んだ射撃場はどんな場所だったのだろうか。

「ダーティーハリーコース」は1万円

「プサンナビ」のページ。「※11月14日火災により営業中止中」と出ている。
「プサンナビ」のページ。「※11月14日火災により営業中止中」と出ている。

   韓国の観光情報を提供しているソウルナビが運営する情報サイト「プサンナビ」によると、ガナダラ実弾射撃場は、釜山最大の総合市場として知られる「国際市場」の中にある。国際市場は、日用雑貨から衣類、家電製品など、様々なものが取引され、外国人にも人気が高いスポットとして知られている。

   射撃場が入る建物の看板には、ハングル文字と一緒に「ガナダラ実弾射撃場」と大きな日本語で書かれており、日本人観光客を強く意識していることがわかる。射撃場は5階建ての建物の2階部分にあるが、騒音防止と銃が持ち出される危険性を考慮して、ドアをロックするシステムだったという。

   日本人観光客には、日本語の堪能なスタッフが直接指導してくれるのが特徴だ。防音のためのイヤホンと、防弾チョッキ、サングラスを付け、15メートル先の標的を射撃する。好成績を修めると、店から携帯ストラップなどのプレゼントが貰えるとのことだ。料金は、20弾撃てる「初心者コース」が7万ウォン(約5400円)。44マグナム10弾を含む、40弾を撃てる「ダーティーハリーコース」が13万ウォン(約1万円)となっている。

   プサンナビでは、ガナダラ実弾射撃場の魅力について、

「最近は女性だけのお客さんも増えてきた!ということで、男性の方だけでなく、女性の方も是非是非チャレンジして見てください!日頃のストレスが一瞬で吹っ飛んでいってしまいますよ~!!」

と紹介している。

「事故にあわれた方のご冥福をお祈りします」

   同サイトのクチコミ欄には、約350件の書き込みが寄せられており、射撃場での体験談も数多く掲載されている。

「年末に2組の夫婦で遊びに行きました! 丁寧なスタッフの説明のお陰で、初めてでもとても楽しめました。
エアガンマニアの私は『オススメコース』で40発もぶっ放しました! 今回初めて実弾を撃ちましたが、あの興奮と感動はクセになりますね」
「私が自信を持ってお勧めします!カ・イ・カ・ンです。 最後に撃ったマグナムはすごかったです! 又、次の時もバンバン撃ちまくります」

と、高い人気があったことが伺える。火災があった11月14日には、

「先ほどニュースでやってましたね。 事故にあわれた方のご冥福をお祈りします。 原因究明し、今後同様の施設で起こらないことを祈ります」

という、犠牲者を追悼する書きこみも数件寄せられた。

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