2024年 4月 26日 (金)

読書をビジネスに役立てよう! 若い人集まる「読書会」が人気

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「会社内だけで学べることだけでは不安」

   webコンサルタントの八須祥史さん(27)も、月一回の読書会を主催している。ビジネス向けの読書会「東京ビジネス読書会」は2008年8月、立ち上がった。mixiを通じて参加者を募っており、毎回20人程度が集まる。

   課題図書を読んで参加するのが基本ルールだ。ビジネス書がテキストになることが多く、11月は『ザ・プロフィット 利益はどのようにして生まれるのか』、10月は『ムハマド・ユヌス自伝―貧困なき世界をめざす銀行』だった。八須さんは「読み込んだ書籍をビジネスに生かしていくことが目的。読書会では、(学んだことを)生かすにはどうしたらよいかを討論しています」

   参加者は20~30代が多い。その理由を「勉強したいという意欲的な人が多いようだ」と指摘する。「会社以外でもいろんな知識を吸収したい、いろんな人に会ってみたい、刺激を受けたいと意気込んでいます。会社内だけで学べることだけでは不安だと感じているのかもしれません」と分析している。

   ちなみに、本の読み方・選び方にコツはあるか――。出版点数が多い中から、いいものを選び出すことが難しくなっていると八須さんは感じている。「私は、人が勧めているものを読むようにしています。尊敬する人、著者だったら、なおいいと思います」。一方の山本さんは「本のすべてを自分の中に落とし込むというのではなく、一行でもいいから、明日の行動に役立つ何かを見つけてみては。自分なりの気づきがあればそれでOKです」とアドバイスしている。

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