2019年 1月 21日 (月)

全身包帯姿の武将大谷吉継 ハンセン病差別につながるのか

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   全身包帯姿で、他人も不幸に陥れようとする――。こんなキャラの戦国武将ゲームが、ネット上で論議を巻き起こしている。実在した武将でハンセン病だったと信じられていることから、その是非を巡って騒ぎになっているのだ。

   戦国武将キャラが登場するのは、大手ゲームメーカー「カプコン」が2010年夏に発売するゲームソフト「戦国BASARA3」だ。武将の名前は「大谷吉継」で、関ヶ原の戦いで石田三成率いる西軍に加わったことで知られる。

ハンセン病学会が、差別招く表現回避を要望

ゲームの武将キャラが波紋
ゲームの武将キャラが波紋

   大谷吉継は、ハンセン病を患っており、崩れた顔を白い布で覆っていたと伝えられている。

   戦国BASARA3の公式サイトを見ると、ゲーム中の吉継は、全身に包帯を巻いているように見える。そして、サイト中の登場人物紹介には、次のようなことが書かれているのだ。

「重い病に侵されており、豊臣秀吉存命の時代より常に周囲から疎んじられてきた。己の身のみに降りかかった不幸を許容することができず、すべての人間を不幸に陥れることを目的に、天下分け目の戦を起こすため暗躍する」

   これに対し、日本ハンセン病学会は2010年2月16日付で、学会サイト上にカプコン社長あての要望書を載せた。そこでは、ゲームには遊び的な要素も入っているとしながらも、不幸から他人を呪うような言動や全身の包帯姿があると指摘。患者らの人権や心情を深く傷つける可能性があるとして、「誤解や偏見・差別を招くような表現を避けていただくよう要望いたします」と結んでいる。

   こうした指摘について、ネット上では、理解する声も多い。2ちゃんねるでは、「これは文句も出るわ」「もっと心のきれいなキャラにしたら文句は無かったな」といった書き込みが相次いでいる。一方で、異論も多く見られる。「いまどきハンセン病を勘違いするやつなんていないだろ」「こんなもん言い出したら昔話系はガンガンアウトじゃねーか」といったものだ。

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