2018年 7月 23日 (月)

長谷川洋三の産業ウォッチ
京セラ社長の自負:アメーバ経営で日航救える

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「京セラは稲盛和夫名誉会長が考案したアメーバ経営で1959年の創業以来50年間、一貫して黒字を出してきた。この経営は製造業であろうとサービス業であろうと、あるいは大企業でも中小企業でも応用可能なメカニズムだと確信している」

   京セラの久芳徹夫(くばてつお)社長は2010年2月25日、東京都内で開いたメディア関係者との懇談会で「アメーバ経営が日本航空でも通用するか」との私の質問にこう答えた。

リーマンショック後の世界同時不況はチャンス

   会社更生法によって経営再建中の日本航空の最高経営責任者(CEO)に就任した京セラの稲盛名誉会長は京セラで定着させたアメーバ経営を日航の経営にも取り入れて活性化させることを表明している。出身母体の京セラ経営陣もリーマンショック後の厳しい環境をアメーバ経営による厳しい原価計算で切り抜けたという自負があるだけに、その原理は日航のような大組織でも通用すると応援のエールを送っている。

   アメーバ経営は(1)市場直結の部門別採算制度の確立、(2)経営者意識を持つ人材の育成、(3)全員参加型経営の実現、の3つを目的とした経営管理メカニズム。財務管理とは別に無駄のない経営を実現する上で効果的だったという。「リーマンショック後の世界同時不況をチャンスとみて、原価低減と生産性の向上、大幅な採算性の向上を実現させ収益に結びつけた。この間すっかり筋肉質な体質ができたので、次は新しいビジネスの糧を探してゆく」と、元気振りを誇示していた。

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