中国は電子ブック戦国時代 ゲームソフトや検索大手も参入
2010.04.01 18:45
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百度も関連会社を立ち上げる
ゲームソフト会社の盛大(SDO)も負けてはいない。2009年に盛大文学という部署を作って、「雲中図書館」(クラウド・ライブラリー)を構築中だ。300万部の小説を囲い込んだだけでなく、今も毎日6000万字のコンテンツを増やしている。「一人一冊」(One Person,One Book)というスローガンを打ち出して、1億の無料ユーザ、1100万の有料ユーザをこれから獲得していく計画だという。どんな端末にも同社のソフトを開放、ゲームソフトと同様のやり方で、電子ブックの分野での成功を狙っている。
インターネット検索で有名になった百度(Baidu)も蠢きだした。10年3月に、電子ブック市場へ進出するため、関連会社を作り、そこの社長は頻繁に各出版社に足を運んでいる。
パソコンメーカーの長城、ソフト企業の方正なども電子ブック端末を市場に出している。
これから中国の電子ブック端末、サービスは戦国時代に入る。今中国語コンテンツをあまり持たないキンドルは今のところ様子見状態で、ソニーの電子リーダーもほとんど中国では知られていない。
(J-CAST北京)