2020年 9月 19日 (土)

不景気が追い風 中古品の宅配買い取り急成長
インタビュー「消費崩壊 若者はなぜモノを買わないのか」第7回/小磯卓也氏に聞く

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   不景気のせいで中古品が見直されてきた。宅配買取サービスが急成長しているのもそのせいだ。デファクトスタンダードのマーケティング部主任、小磯卓也氏に宅配買取の現状を聞いた。

1日におよそ200箱送られてくる

異業種コラボで新顧客を開拓すると話す小磯氏
異業種コラボで新顧客を開拓すると話す小磯氏

――宅配買取サービスとはどんな仕組みですか。

小磯 ブランド品を売りたいお客様は段ボール箱、送り状、申込用紙、エアシートなどが入った「宅配キット」をネットで取り寄せ、売りたい商品を入れて当社に送るだけで査定が受けられ、銀行口座にお金が振り込まれるという仕組みです。送料や査定料などの費用は一切かかりません。査定結果に不満なら取引をやめられますし、返送時の送料も無料です。質屋と違って店に持参しなくていいので、楽だし、気軽に申し込めます。不景気のせいもあるのでしょう、利用者は11万人を突破しました。送られてくる数も相当です。1日におよそ200箱、中味は洋服とバッグが大半で、時計、貴金属、財布などもあります。

――質屋やリサイクルショップとどこが違うのですか。

小磯 最大の特徴は実店舗を持たず、ネットオークションで売るという点。質屋やリサイクルショップは展示スペースが限られていることもあって、コンディションの悪いものは無理です。当社はネットという制限のない店舗で、全国のお客さんを相手に売っているので、ボロボロのブランド品や高級ブランドではない洋服も買い取ることができます。革が変色して生地もめくれてボロボロになった「ルイ・ヴィトン」のバッグや、「シャネル」の汚れた財布なども買い取ったことがありました。バッグ、財布という機能は果たしているので。

――ボロボロのブランド品、本当に売れるんですか。

小磯 落札したお客様から直接聞いた話では、生地を利用して自分で小物を作ったり、リメイクしたりして使っているそうです。お客のニーズは本当に多様化しているんです。また、マーケティングデータをもとに買い取り価格を決めています。おかげで売れ残ったことはほとんどなく、だいたい1カ月以内には落札されます。

――マーケティングデータについて詳しく教えて下さい。

小磯 「デコ(DECO)システム」というもので、どの商品がいつの時期にいくらで落札されたか、などのオークションのデータが2004年分から蓄積されています。最大の利点はブランド品の情報やコンディションなどを入力すると、過去の取扱実績を基に適正な査定金額が表示されること。新入りスタッフでも簡単にできます。もちろん、最終的な確認や真贋鑑定は社内の専門鑑定士が行っています。質屋の場合だと、鑑定士や査定士がそれぞれにノウハウを持っていて、人によって査定に偏りが出てきてしまう。当社の場合、それがないのがお客様に信頼されるポイントになっていると思います。さらに、査定時間が短くて済むので、業務の効率化にもなっています。
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