2024年 4月 25日 (木)

後継正恩氏は「リトル金日成」 そっくりすぎて「整形疑惑」浮上

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   北朝鮮の金正日総書記の後継者として、三男の金正恩(ジョンウン)氏が確実になった。本人の写真も公開され、その姿が「故・金日成主席の若い頃に似ている」との指摘が韓国メディアから相次いでいる。「イメージ作りの一環」との見方も多く、中には、「整形疑惑」を指摘するメディアもある。

   これまでに明らかにになっていた正恩氏の写真は、10年ほど前のスイス留学時代のものだ。正恩氏の「現在の姿」は、2010年9月30日に朝鮮中央通信と朝鮮中央テレビを通じて初めて公開されたが、留学時代と比べて太ったように見えることが波紋を広げた。

30代後半から40代後半の姿をモデルに容貌似せた

朝鮮労働党代表者会に姿を見せた金正恩氏。「故・金日成主席に似ている」との声が多い(朝鮮中央テレビより)
朝鮮労働党代表者会に姿を見せた金正恩氏。「故・金日成主席に似ている」との声が多い(朝鮮中央テレビより)

   韓国大手紙の中央日報は、「身長は175センチ、体重は90キロほど」と推測。「体は肥満ではないかと見当がつく。20代にしては肉がつきすぎている」と、早くも健康リスクを指摘している。具体的には、金日成主席が心筋こうそくで死亡し、金正日総書記は糖尿病、高血圧、脳卒中を患ったとされていることから、高血圧や動脈硬化のリスクが高いとしている。

   正恩氏の映像からは、「太った」ということ以外にも、(1)朝鮮労働党代表者会の出席者の大半は軍服か背広姿だったのに対して、人民服のような暗い色の上着を着ていた(2)左右両側を短く刈り上げた髪型をしている、といった点で正恩氏が金日成主席を意識しているのではないかという見方が広がっている。「建国の父」でもある金日成主席は、北朝鮮では「カリスマ」とも言える存在。金正日総書記も、「親の七光り」で、権力基盤を固めてきたという経緯がある。それに対して、正恩氏は20代後半と比較的若い上、実績もほとんど確認されていない。このため、「大将」という肩書きにふさわしいだけの権威を高めるためには、自らの姿を「建国の父」に重ねるしかないとの見方だ。

   例えば東亜日報は、正恩氏のことを「リトル金日成」と表現。10月2日には、「40代金日成主席の再来」と題して、

「金日成主席の若い頃ではなく、30代後半から40代後半の姿をモデルにして、正恩氏の容貌を似せたとみえる。これは、正恩氏の太った体型では、金日成主席の20、30代の姿を再現できないためだと推定される」

と、年齢設定に苦心した可能性を指摘している。

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