2024年 4月 19日 (金)

薄型テレビ品薄で値上がり? エコポイント「半減」迫る

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   家電エコポイントが2010年12月1日から「ほぼ半分」に切り下げられるのを前に、週末の家電量販店には薄型テレビを求めるお客であふれている。家電マーケティングのBCNの調べでは、10月の薄型テレビの販売台数は前年同月に比べて3.2倍となり、過去最高を記録した。

   そうした中で、人気の薄型テレビの在庫が心配され始めている。エコポイントの点数見直しで価格は実質値上げになるが、さらに在庫不足による市場価格の上昇を懸念する向きもある。

駆け込みで前年比最大「5倍」の特需

エコポイント半減で、人気の薄型テレビは品薄に(写真は、カカクコムの「家電」サイト)
エコポイント半減で、人気の薄型テレビは品薄に(写真は、カカクコムの「家電」サイト)

   家電エコポイントは12月から、点数がほぼ半分に減る。たとえば10万円の37型薄型テレビを、エコポイントを使って今月中に買えば、1万7000点が付与されて8万3000円で買える。それが12月には8000点に減るので同じ商品が9万2000円になってしまう。消費者にとって、9000点の差は大きい。そのため、家電量販店にお客が殺到しているのだ。

   家電量販店大手のコジマは、2010年11月6、7日の売上げが前年の第1週に比べて約2倍を記録した。「薄型テレビは付与されるエコポイントが大きいこともあって、1番の伸び」という。

   また、ヤマダ電機が11月14、15日の実績を前年と同じ曜日で比べたところ、薄型テレビは5.5倍伸びた。「来年の地デジへの切り替えもあり、平日から混みあっている」と話す。 デオデオや石丸電気などを展開するエディオングループも「前年の4~5倍ほどで、好調です」という。

   調査会社のBCNは、薄型テレビの10月の販売状況を、「買い替えを考えていた消費者が動いた」とみていて、11月には駆け込み消費がさらに増して「10月を凌ぐ」と予測している。

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