2018年 11月 22日 (木)

食料高騰や不均衡是正に打つ手なし 主導する国不在の世界経済危機

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   パリで2011年2月18、19日に開かれた20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議は、資源や食品など一次産品の価格上昇と世界経済の不均衡是正が大きなテーマになった。

   しかし、いずれの課題でも具体的な成果に乏しかった。会議1週間前にエジプトのムバラク政権が崩壊した中東民主化ドミノは、G20後、産油国のリビヤ、さらに王政のオマーンでも反政府運動がさらに燃え盛る勢いで、石油危機再来の懸念もささやかれ始めた。議論を主導する国不在の状態を指す「Gゼロ」との言葉も飛び交い、危機がジワジワ広がる世界経済をどうマネージメントしていくのか、主要各国の知恵が試されている。

不均衡の指標として「経常収支」使うことに中国猛反発

   G20では、不均衡の度合いを判断する経済指標の項目が議論になった。巨額の経常黒字を抱える中国が、経済の不均衡を計る指標として「経常収支」を使うことに猛反発したためだ。声明公表の直前まで交渉が続いた結果、中国が嫌がった「経常収支」や「実質実効為替レート」は抜け落ち、貿易を含む対外収支や公的債務などを採用することで何とか決着させた。

   日本から参加した野田佳彦財務相は、会合後の会見で「経常収支という言葉を使いたくない国があったので、おもんばかって表現を工夫した」と中国をやんわりと批判。議長のラガルド仏経済財政産業相も「利害が対立し、簡単ではなかったが妥協できた」と述べ、今回の合意が「苦肉の策」であったことを隠さなかった。

   そもそもG20が不均衡是正を目指すのは、2008年秋のリーマン・ショック後の反省が根っこにある。当時、過剰な消費・輸入で経常赤字を膨らませていた米国発の不況が全世界に波及し、世界的な危機に発展した。

   このため、米国は行き過ぎた消費の改善、中国など経常黒字を抱える新興国は為替レートの柔軟化や内需拡大に取り組み、世界経済のバランスを整えて危機再発を防止しよう――という狙い。

   そこで、4月の次回会合は、経済指標の数値決めなど具体的な議論に踏み込むことになる。だが、どの国も自国に有利な数値や基準を主張するのは目に見えており、「さらに紛糾するのは必至」(日本の金融当局者)。落とし所を見つけるのは今回よりはるかに難しい。

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