2019年 6月 24日 (月)

ガソリン「だぶつき状態」 価格の低下は期待できず

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重油の精製でさらに在庫増える?

   ガソリンの在庫量は、さらにだぶつく可能性がある。東京電力は、福島第一原子力発電所の事故による電力不足対策として、火力発電の割合を高める。燃料となる重油の需要もおのずと高まるが、石油元売り会社はその分を増産せざるを得なくなる。ガソリンは、重油の精製過程で副次的に生産されるので、多くの重油をつくれば、ガソリンも増えることになる。

   ガソリンの在庫が増えることで、消費者にとっては価格の下落を期待したいが、石油情報センターは「あまり下がらないのではないか」とみている。

   5月のゴールデンウイークには、ニューヨーク原油先物市場で代表的な指標であるWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)が1週間で16ドル(15%)も下落して、2011年5月6日の終値は1バレル97.18ドルと、100ドルを割り込んだ。米国景気の先行き不透明感から売られたとされる。

 

   これを受けて、国内でも5月9日のガソリン価格(全国平均)が前週と比べて3銭安の152.2円とやや下がりはしたものの、中東や北アフリカの政情不安が続いていることや、中国やインドなど新興国の需要が旺盛なことなど、「中・長期的には原油価格の上昇基調は続くとみている専門家は少なくありません」(石油情報センター)と、ガソリン価格が下がる要因は見当たらない。

   石油元売り会社としても値崩れは避けたいところだから、必要とあらば「輸出などで価格を維持することは考えられます」という。

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