2021年 8月 4日 (水)

「DASH村」のヒマワリ栽培 放射性セシウム吸い上げを期待

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作業者の外部被ばくをどのように抑えるかが課題

   宇宙農業サロンがまとめた資料を見ると、セシウムは肥料のひとつであるカリウムと化学的な性質が似ており、植物が取り込みやすい物質だという。またヒマワリは、比較的大きくなる植物なのでセシウムを多く摂取できるうえ、栄養分が貧弱な土地でも育ちやすい特徴がある。チェルノブイリの成果を根拠に、実験に使う植物として選ばれたようだ。

   「ヒマワリ作戦」では、汚染された農地における土壌中のセシウムの濃度を1キログラムあたり5000ベクレル以下に、また日常生活で子どもが接する学校周辺や公園では同1000ベクレル以下に、それぞれ低減する目標を掲げる。

   課題もある。ひとつは高い放射線量の区域でヒマワリの栽培をする際、作業者の外部被ばくをどのように抑えるかだ。「DASH村」でも、TOKIOの山口さんらが作業できたのは2時間程度だったという。

   もうひとつは、ヒマワリをどう処理するか。土中のセシウムはヒマワリに蓄積しており、消滅したわけではない。ヒマワリ自体が、言わば「放射能汚染物質」になるため、安全に取り扱う必要がある。対処法について宇宙農業サロンでは、第1段階としてバクテリアを使ってヒマワリを水と二酸化炭素、ミネラルに分解させる。このミネラルにセシウムが含まれるため、第2段階ではミネラルをセメントに固めるといった放射性廃棄物としての処理を施す想定だという。

   当面は実験段階が続くが、どれほどの効果が上がるかは未知数の部分もある。粘り強く長期的な取り組みが求められるだろう。

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