2018年 6月 22日 (金)

日本の出生率わずかにアップ 団塊ジュニアが「駆け込み出産」?

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   出生率がわずかながら上昇している。厚生労働省が発表した2010年の合計特殊出生率(1人の女性が一生に産む子どもの数)は、1.39と、前年を0.02ポイント上回った。

   2005年に1.26と過去最低を記録した後、2006年以降は上昇傾向に転じており、2008、2009年は1.37と横ばいで今回さらに上昇したことになる。

大都会での「ママ友効果」説も

   出生率は、人口の維持には2.07が必要。終戦直後の1947年は4.54だったが、第2次ベビーブーム(1971~74年ごろ)が過ぎて、75年以降は2.00を下回っている。

   出生率低下は、人口減と出生減の完全な悪循環による。

   もう少し細かく見れば、結婚の減少、つまり非婚率の上昇、そして結婚年齢が上がる晩婚化、出産年齢も上がる晩産化、という流れがある。女性の平均初婚年齢は2010年に28.8歳、第1子出生時の母親の平均年齢は同じく29.9歳で、過去20年でみると、それぞれ約3歳上昇している。晩婚化、晩産化の表れだ。

   では、近年の出生率の上昇は、どうしてなのか。第2次ベビーブームの団塊ジュニア世代が30歳代後半で、全体の出生数を押し上げたのは間違いないが、でも今なぜ上昇か、については、いくつか、説がある。

   一つが「駆け込み出産」説。この間の景気低迷で、出産を先延ばししてきた団塊ジュニア世代の女性が30歳代後半になり、そろそろ年齢的に限界に近づいた、と判断して出産に励んだというのだ。

   もう一つは、特に大都会での「ママ友効果」。都会では地域で知り合いがなかなか出来にくいが、子どもが出来て「ママ友」つながりができてくると、「もう一人産んでも育てられる」と考えるようになる、という。

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