三井住友銀行は2011年10月13日、同行を装った電子メールによる降り込み被害が出ている、とメディアを通じて注意を呼びかけた。10月4日以降、12日までに顧客からの問い合わせが約50件あった。確認できた被害は計1000万円程度にのぼるという。
同行を装った電子メールを通じて、「SMBCダイレクト」の顧客から暗証番号や契約者番号を入手するという手口。その後、これらのデータが使われて、顧客の口座から特定の口座に送金が行われていた。
電子メールは同行との取引の有無にかかわらず不特定多数に送られていた。同様の被害は9月に三菱東京UFJ銀行でも発生している。