大飯3号機がフル稼働、調整運転に1か月

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   関西電力は、大飯原子力発電所3号機(福井県おおい町、118万キロワット)の原子炉が、2012年7月9日1時ごろ、フル稼働に達したと発表した。11年3月の東京電力福島第一原発事故後、定期検査で停止した国内の原発が運転を再開し、フル稼働するのは初めて。

   8日夕、3号機の海水取水口付近でクラゲが大量発生し、電気出力が約1.7%低下したが、同日夜までにクラゲは減って出力が回復。さらに1次冷却水中のホウ素濃度を下げて加熱し、原子炉がフル稼働する「定格熱出力一定運転」に到達。これで3号機は、本格運転と同じ状態で送電しながら、検査を続ける「調整運転」の段階に入った。

   今後1か月間程度、原子炉の安定状態などを確認して経済産業省原子力安全・保安院の最終試験に合格すれば定検が終わり、正式に「営業運転」となる。

   なお、政府はフル稼働を確認したうえで、2010年夏に比べた関電管内の節電目標を15%から10%に緩和する。関電への電力融通を見込んで5%の目標を設けた中部電力と北陸電力は4%に、同様に5%の中国電力は3%に引き下げる方針。

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