2019年 10月 16日 (水)

WBC不参加、選手会を説得できるか 元米国大使・加藤コミッショナーの手腕問われる

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   侍ジャパンは不参加―――。プロ野球の世界選手権、第3回WBC(ワールドベースボールクラシック)で2大会連続優勝の日本の選手会が重大決断に踏み切った。大リーグ相手に不満を爆発させたのだが、そのごたごたの原因は「日本側のねじれ」にある。

ジャパン・マネーの貢献度に比べ、低い「配分率」

   選手会が態度を表明したのは2012年7月20日のこと。「日本が得るべき権利が失われている」というのが理由。つまり「利益の配分がおかしい」との主張である。

   WBCを主催するのは大リーグ機構と大リーグ選手会が出資するWBCI。そこには各国のスポンサー料やグッズなどの売り上げが入る。国別に見ると、日本のスポンサー料がかなりの部分を占める。ところが配分は、大リーグ側66%に対し日本は13%、といわれる。これに「大リーグは横暴だ」と反旗を翻したのである。

   新井貴浩選手会長(阪神)は「5年後、10年後の野球界を考えての決断だ」。選手会の全会一致を強調した。

   WBCは第1回から多額の日本マネーが大きな支えとなっていた。日本チームは、理不尽さを感じながら試合をしていたのが実情だった。昨年7月、日本の選手会はWBCIに対し異議を唱え「改善してほしい」旨を伝えており、聞き入れてくれなければ「不参加もある」と牽制球を投げていた。

   ところが日本プロ野球機構(NPB)は12月のオーナー会議で「参加する」と決めた。プレーをする選手が抵抗しているのに、それを無視したのである。

   WBCIは「別に日本が不参加でも大会はできる」と選手会に歯牙にもかけない態度を続けている。NPBが参加表明しているのだから当然だろう。

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