韓国のサムスン電子本社のホームページに掲載された地図が、韓国が主張する「東海」ではなく、「日本海」表記になっていると同社に抗議が殺到し、別の地図に差し替えるという騒動があった。日本ではこのニュースに対し、サムスンは今や国際企業だから世界標準の「日本海」にするのは当然だ、としながらも、サムスンはどうやら親日企業のようだ、とし「俺たちのサムスン!」「サムスンの製品を持っているヤツは勝ち組!」などとネットで盛り上がっている。「サムスンはいったいどこの国の会社だよ!」韓国の日刊紙、朝鮮日報と中央日報によれば2012年12月4日、サムスン電子のホームページに掲載されている地図が、「東海」ではなく「日本海」に。「独島」が欧州で使用されている名称「リアンクール岩礁」の名称になっているとネットで大騒ぎになった。これはサムソンがグーグルと日本の地図データ会社ゼンリンのデータを組み合わせたものを使用していたためで、サムスン電子はこうした事実は把握していなかった、と釈明し、「日本海」表記の下にカッコ付きで「東海」を併記していると説明したが、抗議は収まらず、指摘を受けてから約7時間後にグーグルマップの韓国ローカル版の地図に差し替えた。またサムスン電子以外にも、LGなど韓国ローカル版ではなく世界標準版を使っている企業が数社見つかり、差し替えることになったと書いている。韓国のブログやネットの掲示板を検索すると、このニュースについて、「サムスンには公式に謝罪をしてほしい。許されることではない」「いったいサムスンはどこの国の会社だよ!」などの非難の声が挙がっている。さらに、新聞に書かれている釈明に首を傾げる人も多くいて、サムスン電子ほどの会社が韓国ローカル版と世界標準版の地図を「把握していなかった」というのはおかしいし、差し替えるまでになぜ7時間もかかったのか、実は「確信犯」だったのではないか、などの意見もある。したたかに世界戦略を進めているだけ、という意見もそこには、「海外でサムスンは日本企業だと思われているから、そうなったのではないか」「まさか、韓国企業だとイメージが落ちるという判断か?」といったうがった疑問も出ている。日本では、サムスンは親日企業だった、などと話題になっていて、掲示板「2ちゃんねる」では「サムスン批判してた奴は土下座しろ」などといった複数のスレッドが立っている。そこには「俺たちのサムスン!」「さすが世界的な企業なだけあって常識があるね」「サムスンは親日!サムスンを買わない奴は売国奴だな」などという書き込みが並び盛り上がっている。また、サムスンには親日や反日などという考えは一切無く、グローバル企業なわけだから世界標準の地図にするのは当然であり、「東海なんて表記したらサムスンの信用に関わるだけ」だとし、したたかに世界戦略を進めているに過ぎないと考えている人もいる。
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