2024年 5月 1日 (水)

吉本興業「中卒採用」スタート 「大物プロデューサー」も夢じゃない

中卒求人数は20年間で10万人から1500人へ激減

   中卒の求職者は1960年代の高度成長期に「金の卵」ともてはやされた。その後、進学率が高まったこともあって数自体は減ったが、今日でも中卒で職を求める人はいる。だが昨今は不況による求人減が続き、就職は決して楽ではない。厚生労働省が発表している「高校・中学新卒者の求人・求職・内定状況」をみると、中卒者の就職決定率は、1980年代後半はほぼ100%だったのに対して、2010年には70%を切るまで低下した。求人数も、90年代初頭は10万人近くに達したが、ここ2、3年は1500人前後と激減している。

   就職情報サイトで「学歴不問」となっている企業や職種を探した。飲食店の店員や運転手、土木作業員といったものが多く、営業職も見かけた。だが吉本のような芸能関係の業種は見つからなかった。

   吉本は過去にもユニークな採用で話題になった。2011年には、全国47都道府県それぞれの地で勤務する「エリア社員」を募集。各地でタレントとともに地域活性化に努める役割を担うもので、この時も多くの応募があったという。

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