2018年 7月 21日 (土)

WBC巡り韓国と台湾でメディア間戦争 「韓国国旗の中心に犬」に対し「台湾はごみの様な国」

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   第3回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で韓国が初めて1次ラウンド敗退を喫し、国内マスコミから猛批判を浴びている。

   その裏で、韓国と台湾の意外な戦いが繰り広げられていた。試合会場で台湾のファンが金正日総書記や金正恩第1書記の写真を掲げるなどの挑発行為を行い、韓国側が反発しているのだ。

韓国メディアは「台中の惨事」と報じる

   第2回大会で準優勝だった韓国は優勝を狙っていたが、第3回大会では初戦のオランダ戦で0-5と惨敗。第2次ラウンドに進出するためには2013年3月6日に行われた台湾戦では6点差以上で勝つ必要があった。だが、結果は3-2での辛勝。2次ラウンド進出を逃してしまい、韓国メディアは試合が行われた台湾の都市の名前から「台中の惨事」などと報じた。

   この台湾戦で、台湾側のファンの応援が問題視された。韓国のニュースサイトで指摘されているのは、韓国国旗の中心に犬をあしらったイラストや、頭が白菜になった野球選手を台湾の戦車が踏みつぶす、というもの。また、金正恩氏に台湾の旗「青天白日満地紅旗」を持たせて「中華隊がんばれ!」という吹き出しがついているものもあった。

   東アジアでは犬は侮蔑の象徴として受け止められる国が多く、白菜はキムチを象徴しているとみられる。また、金正日氏や正恩氏が登場したのは、「敵の敵は味方」といったメッセージが込められているようだ。

白菜姿の選手を踏みつぶすイラストを台湾ゴシップ紙が配る

   特に、白菜と戦車のイラストが入ったビラは、会場でゴシップ紙の蘋果日報(アップルデイリー)が配布したとされ、韓国のニュースサイト「スポーツ京郷」は、記者会見で台湾の記者から韓国チームに厳しい質問が飛んだことを指摘しながら、「かつての韓日戦を見るように過激だ」と、メディア間の戦いになっていることを指摘した。

   韓国メディアは、金正恩氏の写真について「人目を引いている」(スポーツ朝鮮)と抑制的に報じているものが多いが、韓国のネット上では台湾に対する反感が広がり「台湾はゴミのような国」といった書き込みもあった。

   だが、台湾側も反論している。台湾のニュースサイト 「今日新聞網」(NOWnews)によると、韓国側の批判に対して、台湾側のネット上では、11年9月に韓国で行われた試合で、韓国のファンが

「日本の大震災をお祝います」(原文ママ)

といったメッセージを掲げたことや、10年11月のアジア大会で、台湾のテコンドー選手が電子ソックスを装着したとして失格になった試合が、台湾のネット上では「韓国系審判による不正判定」とみなされていることなどを根拠に韓国を批判する声が続出。「お互い様」といったところで、同サイトは、

「台湾と韓国の恩讐がなくなるまでには時間がかかるだろう」

と論評している。

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