2024年 4月 26日 (金)

「こち亀」が有名コピペを丸パクリ? 「お漏らしを水かけて・・・」元ネタは徳川将軍だった

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元ネタは江戸時代の逸話?

   ただ、「でもその話、他のアニメでも見たよ 」などと、コピペになる前からある話だという人も少なくない。

   実は、このコピペ自体にも「元ネタ」があるという説もある。それは、江戸時代にまでさかのぼる、第14代将軍徳川家茂の逸話で、こんな筋書きだ。

   書の達人として知られていた幕臣・戸川安清は70歳を過ぎた老人で、家茂の習字の先生を務めていた。あるとき教えている最中に、老齢のため失禁してしまう。戸川がなんとかしようとするも、水溜り広がっていくばかり。すると、突然家茂が机の上の大きな水差しを手に取り、安清の白髪頭に水をかけ、手を打って笑ったので、その場で近臣らは「悪戯が過ぎる」とたしなめた。後になって事情がわかると、安清は言うまでもなく、近臣もその機転とその思いやりに感涙を流したという。将軍の前で粗相があったとなれば厳罰は避けられない。家茂はいたずらをすることにより、その罪を免れさせたというわけだ。

   失禁するのが女の子からお年寄りにかわってはいるものの、水をかけて誤魔化すというのは同じだ。「時代が変わっても良い話は良い話だということだ 家茂様マジ良い人」「家茂様ぐう聖(編注:ぐうの音もでないほど聖人の略)w」――パクり騒動をきっかけに、こんな再評価の動きもネットの一部では出ていた。

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