2024年 5月 3日 (金)

JAL稲盛名誉会長、取締役退任会見でインサイダー批判に不快感 「これが社会なのか、世の中なのか」

「アベノミクス」には強い期待感

   この批判に対して、稲盛氏は

「今にして再上場して株価も上がったから言えるかもしれない。当時、二次破たんもありうると言われていた時に、それだけのお金を投資してくれるところは、どこもなかった。それが結果論として言われるということに、犠牲をはらって投資に応じていただいた人に寂しい思いをさせていることを残念に思う」

と改めて反論した。

   ただし、自民党政権の経済政策は高く評価しており、「アベノミクス」については

「インフレがもし進行するようであれば、非常に危険性がともなうのではないかと、若干危惧していたが、現在では、それが非常に順調にいっており、日本の景気回復もうまくいくのではないかと思って、大変期待している。安倍総理の経済政策、自民党の方々が素晴らしい経済政策をやっていく中で、今まで長く低迷した日本経済を復興させると期待している」

と強い期待感を示した。また、企業経営を手がけるのはJALを最後にしたい考えで、

「他から頼まれても、(引き受けることは)ありません」

と明言した。

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