2020年 12月 1日 (火)

「ガラケーみたいなスマホ」相次ぎ登場 急激なスマホ化進めた「揺り戻し」か

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   2013年夏商戦向けに、スマートフォン(スマホ)の新製品が続々と発表されている。国内外主要メーカーが新機能や高性能を競うなか、いわゆる「ガラケー」と呼ばれる従来型携帯電話の仕様を取り入れたスマホが登場した。

   時代に逆行するとも言えそうなつくりだが、実は今も多く存在する「ガラケーユーザー」をスマホに乗り換えさせる仕掛けのようだ。

「1、2年以内に買いたい端末」に約1割が「ガラケー」

ドコモの新商品「エルーガP」
ドコモの新商品「エルーガP」

   NTTドコモが2013年5月15日に発表した新モデルのうち、パナソニックモバイルの「エルーガP」と、NECカシオの「メディアスX」は、「iモードケータイのように使える」がセールスポイントだ。

   一般的にスマホの画面には、各種アプリのアイコンが並ぶ。だがこの2機種の場合、ホーム画面には一律に「電話」「メール」「電話帳」といった基本操作用のタッチボタンが配置されているのだ。ドコモの従来型携帯で「メニュー」ボタンを押すと出てくる画面に似ている。頻繁に使う機能がひと目で分かり、初心者にとってはありがたい。

   ドコモ広報に取材すると、これまでスマホに乗り換えた顧客から「メニューボタンがない」「通話の発着信履歴はどこを見ればよいのか」との問い合わせが寄せられたと明かす。「ガラケーっぽい」つくりは、スマホに興味はあるが操作に不安のある人向けだ。指で表面を右になぞれば、通常のスマホと同様アプリが並ぶ画面に、左になぞると従来型携帯のように通話の発着信履歴が現れる。

   従来型携帯のニーズは、今も一定の割合で残っている。角川アスキー総合研究所がドコモ、KDDI、ソフトバンクモバイルの3社の利用者対象に実施した「1、2年以内に買いたい端末」の最新調査結果によると、各社とも9%超が従来型携帯を挙げたという。各社がスマホ戦略を進めるなかで、1割近くが「ガラケー」と回答したのは興味深い。同研究所主席研究員の遠藤諭氏に聞くと、「今では販売店に行っても新たな従来型携帯は購入できない。その一方で『欲しい』という層は確実にいることを示しています」と話す。

   2012年以降、キャリア各社は取り扱い機種を続々とスマホに変え、多様な新商品ラインアップをそろえつつキャンペーンを張って、スマホの新規契約や従来品からの買い替えを促してきた。逆に従来型携帯の新規開発、生産は一気に減らした。モバイル環境の急変に戸惑う「ガラケーユーザー」のなかには、スマホ乗り換えになかなか踏み切れない人が少なくない。角川アスキーの調査結果は、急激なスマホ化に対する「揺り戻し」があったためではないかと、遠藤氏は推測する。

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