2021年 1月 22日 (金)

「ガラケーみたいなスマホ」相次ぎ登場 急激なスマホ化進めた「揺り戻し」か

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多機能化が進んで乗り換えの敷居が高くなった

   ドコモだけでなくKDDIも5月20日の新商品発表会で、「スマホ初心者にも分かりやすい」とうたった京セラ製の端末「アルバーノ」を披露した。従来型携帯の操作に慣れている人がスマホでも迷わないよう配慮している。

   こうした「ガラケーみたいな機種」が、スマホへ乗り換えるステップとなる可能性を指摘するのは、青森公立大学経営経済学部准教授の木暮祐一氏。実はソフトバンクモバイルも2011年6月、折りたたみ式ながら米グーグルの基本ソフト「アンドロイド」を搭載した、携帯とスマホを合体させたような端末を発売している。通信キャリアとしては収益性の高いスマホに乗り換えてほしい。だが、例えばドコモの場合、契約者数6000万超のうち約半数の3000万ほどがいまだに非スマホ利用者だ。今回発表したような従来型とスマホの「中間機」が、スマホ移行を促進するカギになるかもしれない。

   木暮氏は、短期間でスマホそのものの多機能化が進んだことも、ユーザーが乗り換えにちゅうちょする原因ではないかと指摘する。特にアンドロイド機の場合、初期モデルはシンプルなつくりだったが、メーカー各社が独自の開発を施せるため次第に多様な端末が生み出された。その結果、いろいろな機能が詰め込まれた一方、機種ごとに操作性が違うなど一貫性を欠き、初心者にとってハードルが高くなってしまった、という見方だ。「かつてのノートパソコンのように、本来は小型軽量化に向かうはずが途中からあれこれと機能が増え、一時は持ち歩くには不便な大きさの製品が増えたのに似ています」。

   発売元のパナソニックモバイルとNECカシオは、国内スマホシェアで遅れをとっている。調査会社IDCジャパンやMM総研の2012年国内スマホ出荷台数データを見ると、両社とも米アップルや富士通、ソニーなどの後塵を拝し、割合は少ない。少々異色ともいえる「ガラケー型スマホ」が、両社にとってのカンフル剤となるだろうか。

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