2022年 5月 19日 (木)

全日空がエアアジアとの提携解消へ 「LCCブーム」早くも陰り、生き残りに必死

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   ANAホールディングスとアジア最大の格安航空会社(LCC)、エアアジア(マレーシア)がLCC事業の提携解消を視野に協議を進めている。ANAは共同で立ち上げたLCCの合弁会社エアアジア・ジャパンのエアアジア保有分をすべて買い取り、完全子会社にする検討にも着手した。このところブームになっていたLCCに今、何が起こっているのか。

成田拠点に国内外8路線

成田空港に着陸するエアアジア・ジャパン1号機
成田空港に着陸するエアアジア・ジャパン1号機

   エアアジア・ジャパンは2011年8月、ANAが51%、エアアジアが49%を出資して設立された。成田空港を拠点に12年8月に就航し、国内5路線と国際3路線で運航している。

   12年はエアアジア・ジャパンと同じANA傘下で関西国際空港を拠点とするピーチ・アビエーション、日本航空系で成田を拠点とするジェットスター・ジャパンと日系LCC3社が出そろい、「LCC元年」としてもてはやされた。エアアジア・ジャパンも就航当初は大勢の乗客であふれ、昨年8月の搭乗率は84%と目標(80%)を上回り好調な出だしだった。

   しかし、旅行シーズン以外の搭乗率が徐々に低迷。同じANA傘下のピーチが平均で75%超を維持しているのに対し、エアアジア・ジャパンの搭乗率は直近の13年4~5月は50%台と目標をはるかに下回る低水準。LCCは1機あたりの座席数を増やすなどして効率的に運航することで格安運賃を実現し、利益を上げるシステムで成り立っており、搭乗率の低さは致命的だ。このためANAとエアアジアは事業改善に向け協議してきた。

   複数の航空関係者によると、エアアジア・ジャパンが不振に陥っている最大の要因は、「エアアジアが冠であることによる知名度の低さと、成田拠点であること」という。

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