2019年 1月 23日 (水)

使用済み核燃料の初の中間貯蔵施設が完成 原発の先行き不透明で「宝の持ち腐れ」?

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   東京電力と日本原子力発電が出資する「リサイクル燃料貯蔵」が青森県むつ市で建設を進めていた使用済み核燃料の中間貯蔵施設が2013年8月29日、完成した。同社は完成に先立つ26日には報道陣に内部を公開した。

使用済み核燃料を一時的に保管する倉庫のような施設

   中間貯蔵施設は、原発で用いた使用済み核燃料を青森県六ヶ所村の日本原燃の再処理工場で再処理するまでの間、一時的に保管する倉庫のような施設だ。公開された建屋1棟には、使用済み核燃料を収容して空気で冷やす金属製容器「キャスク」の貯蔵部屋が24室あり、高さ約5.4メートル、直径約2.5メートルのキャスク288本(核燃料約3000トン)を保管できる。計画では建屋をもう1棟建設し、貯蔵能力を最終的に約5000トンに高めることになっている。

   リサイクル燃料貯蔵は震災前の2010年8月に着工し、完成までに3年を要した。同施設は東電と日本原電の使用済み核燃料のうち、六ケ所村の再処理工場の受け入れ能力を超える核燃料を最長50年間保管することになる。中間貯蔵施設は再処理工場や原発の使用済み核燃料プールの保管容量が少なくなった場合に備え、使用済み核燃料を陸上で長期間保管するために建設した。

   原子力規制委員会は核燃料サイクル施設については12月までに施行する新しい規制基準に基づき、安全性を審査することになっている。このため、リサイクル燃料貯蔵は今年10月に予定していた操業開始を延期。中間貯蔵施設が完成しても、いつから使用済み核燃料を搬入できるかわからない状況が続く。さらに肝心の六ヶ所村の再処理工場が完成していないため、仮に使用済み核燃料を保管したとしても、最終的にすべてを再処理工場に運び出せるかわからないのが実情だ。

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