2019年 10月 14日 (月)

ボクサーの拳は「凶器」扱い 殴られてもやり返せない、は法律上どこまで本当か

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「多人数に囲まれてなら正当防衛になる」

   しかし、板倉名誉教授は「どんなときでも正当防衛が適用されない、というわけではない」とも付け加える。たとえば今回のように多人数に囲まれて、というような場合ならば、「正当防衛になるでしょう」(板倉名誉教授)。

   実際、無事正当防衛を認められたプロボクサーもいる。誰あろう、タレントとしても有名なガッツ石松さんだ。

   1972年、ガッツさんの弟が池袋の路上で泥酔した十数人のグループともめ、袋叩きにあった。これを聞いたガッツさん(当時23歳で東洋王者)は「よっしゃあ!」と裸足のまま急行(当人の著書より)、数分のうちに1人で相手を全員のしてしまった。当時の新聞報道によれば、

「現場にかけつけた石松は、なぐられている弟を見ると8人に飛びかかり、左右のストレート、フックの連打であっさり8人をノックアウト」(朝日新聞、72年10月16日付夕刊)
「このケンカで鈴木石松(※ガッツさん)だけはけががなかったが、残りはほとんどが顔や頭に最高5日間のけがをした」(スポーツニッポン、72年10月17日付)

   ガッツさんはいったん逮捕されたものの、正当防衛が認められ間もなく釈放されたという。「ボクサーは正当防衛が認められない」という説も、時と場合によりけりというのが正しいようだ。

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