2024年 4月 26日 (金)

黒子のバスケ「声明文」から推理 犯人は中年の出版関係者説

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2ちゃんねるでも同様の書き込み

   「創」を愛読するようなメディアに関心が深い人物――こうした横顔は、今回の声明文や、これまで何度か確認されている2ちゃんねるへの書き込みでも時折顔を出している。

   たとえば声明文では、脅迫状送付先の1つの産経新聞について、「部数百万切り絶賛低迷中」と表現している。産経新聞の発行部数は約160万部(日本ABC協会、2013年1~6月時点)だが、専門誌などでは一時部数急落が取りざたされ、「100万部割れ間近」とも報じられた(「FACTA」2009年5月号など)。また脅迫状の送付先の中には「黒バス」に関わる企業や報道機関に混じって、なぜか日本共産党系の出版社・新日本出版社の名があるが、こちらもすぐに出てくる名前ではない。

   さらに「怪人801面相」は13年1月、2ちゃんねるで犯行の一時休止を宣言する書き込みを行っているが、その中では「ほんまにH氏賞もんやで」という表現がある。H氏賞は現代詩詩集を対象とした老舗新人賞だが、一般的に知られているとは言えない。こうした語彙や「グリコ森永事件」「赤報隊事件」をもじった名乗りなどから、「ある程度の年齢の人物」、また「出版業界関係者」ではないか、と見る声もネットでは出る。

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