2019年 5月 23日 (木)

仮想通貨「ビットコイン」取引価格が急落 「バブル崩壊」しても管理者なしの不安

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   仮想通貨「ビットコイン」の取引価格が、2013年終盤になって大きく動いている。11月には年初価格の100倍近くに暴騰したが12月に入ると急落した。

   インターネット上で取引され、どの国の規制も受けず、流通量はコンピューターのプログラムによって決まるのが大きな特徴。半面、管理者不在により万一の事態になれば制御不能に陥る恐れがあるといわれる。

「セカンドライフ」で登場した「リンデンドル」

ビットコインの取引所「Mt.Gox」のサイト
ビットコインの取引所「Mt.Gox」のサイト

   ビットコインが登場したのは2009年。当初はそれほど取引が活発ではなかったが、その後欧州を中心に経済危機が発生。2013年3月にはキプロスで銀行口座の凍結、預金カットと金融行政が混乱して信頼が揺らいだ。一方ビットコインは特定の国や地域が発行する通貨ではないので、金融規制に縛られない。国家の経済危機による直接の影響もないという理屈だ。

   入手するには、ネット上に口座を開設して専用の取引所を通して円などの「現実」の通貨と両替、預金する。モノやサービスを提供する対価として受け取る方法もあるだろう。都内には、食事代の決済に客がスマートフォンを取り出し、レジ代わりのタブレット型端末にかざしてビットコインによる「支払い」を受け付ける飲食店が見られる。

   さらに、自分で新規コインをつくりだせるのもユニークだ。専用ソフトをパソコン上で動かして難解な数式を解読すれば手に入る。ただし、一般的な家庭用パソコンでは計算が容易でなく相当の時間がかかる。この作業は「マイニング(採掘)」と呼ばれ、このために超高性能マシンを自作する人もいるそうだ。

   コインの供給量は最終的に2100万枚と決まっている。このため新規発行量が少なく、「採掘」を難しくしている。2013年12月19日午後現在では1214万5450枚が発行されている。流通量の上限が定められているので、政府がむやみに紙幣を印刷して価値が暴落するような心配はない。素早く送金できるといった利便性の高さも評価されている。

   実際の通貨と両替して使うバーチャルマネーには、2007年に日本でもブームになった仮想空間「セカンドライフ」で用いられた「リンデンドル」も含まれよう。実際に米ドルとの取引所もネット上に現れた。だがその後セカンドライフ自体が勢いを失ったため、リンデンドルの利用が世界的に広まっているとは言えない。実店舗での決済に利用できない点も異なる。

   オンライン小売り大手のアマゾン・ドット・コムは独自仮想通貨「アマゾン・コイン」を2013年にスタートした。これもアマゾン内での使用、しかも米国内だけに限定される。フェイスブックの仮想通貨も同様だ。

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