企業も「株式を長く保有してもらいたい」
配当は年2回(中間期と期末)の企業が多いが、ホンダや日立工機など、四半期配当を実施している企業もある。企業にとっては、四半期配当によって業績を反映した、機動的な配当政策を可能にするとのメリットのほか、増加している個人投資家に長期保有を促す狙いもある。
個人投資家も、「四半期配当であれば、株を買ってすぐに配当金を受け取ることができる」。
もちろん、配当だけをみて投資しても思うような成果が見込めるかどうかはわからない。企業が思うような業績をあげられず、決算期の途中で配当の予想を引き下げることもある。