2019年 1月 17日 (木)

「百度」日本語入力ソフト問題で強弁 「設定オフ」で送信されたのは「不具合」のせい

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   中国の大手検索エンジン「百度」(バイドゥ)が提供している日本語入力ソフトから、入力内容が同社のサーバーに送信されていた問題で、このことを突き止めた会社の調査結果と百度の言い分が食い違っている。

   加えて、百度の発表文には「悪いのは自社のソフトだけではない」と言いたげな文言もあり、利用者の不信感は募るばかりだ。

半角文字は送信されていない

Baidu IMEのウェブサイト。顔文字が簡単に入力できることをアピールしている
Baidu IMEのウェブサイト。顔文字が簡単に入力できることをアピールしている

   入力内容が送信される問題が発覚したのは、PC向けの「Baidu IME」と、スマートフォンやタブレット端末向けOS「アンドロイド」向けの「Simeji」。データ送信は、利用状況をサーバー側で分析して変換精度を上げる「クラウド変換」が主な目的だ。

   セキュリティー企業のネットエージェントが、2013年12月26日、これらのソフトの分析結果をブログで明らかにしている。それによると、両ソフトでは、クラウド変換を「オフ」にした場合でも、入力した全角文字が暗号化されて送信されていた。ただ、半角文字は送信されていない。そのため、わざわざ半角を全角に変換しない限り、クレジットカード番号やパスワードは送信されない。

   百度は12月26日と27日の2回にわたって「一部の報道に対する弊社の見解」と題した文章を発表しているが、分析結果とは矛盾するものだ。27日の文章では、Baidu IMEについて

「ソフトウェア利用規約によりユーザーに事前許諾をいただき、また、クラウド変換のON/OFF設定も可能となっており、無断送信はしておりません」

と、「無断で送信していた」という報道に反論。Simejiについては

「インストール時にご案内する利用規約へ同意をいただいておりますが、クラウド変換がOFFに設定した状態でも、クラウドサービスにアクセスする不具合があり、昨日時点で修正バージョンをリリース済みです」

と説明している。前者については、クラウド変換「オフ」の状態でデータが送信されているにもかかわらず「無断送信はしておりません」と主張する一方、後者については「不具合があり送信していた」という趣旨の釈明している形で、利用者に不信感が広がっている。

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