2024年 3月 28日 (木)

タクシー会社が女性運転手を積極採用 女性運転手だけの会社も登場 

全国の工務店を掲載し、最も多くの地域密着型工務店を紹介しています

   タクシー会社が女性運転手の積極採用に乗り出している。タクシー大手では大学の新卒採用で、女性の採用枠として全体の1割程度を目指している。

   タクシー業界は「男性の職場」というイメージが強いが、運転手がすべて女性というタクシー会社も現れた。

「将来的には3割を女性運転手に」国際自動車

タクシー会社は女性運転手を増やして、きめ細かなサービスを提供するという。
タクシー会社は女性運転手を増やして、きめ細かなサービスを提供するという。

   タクシー大手でkmホールディングス傘下の国際自動車は2014年4月に入社する、運転手を希望する約100人の新卒の大学生のうち約1割、10人程度を女性にする考え。「すでに数人を内定しています」という。

   国際自動車には新卒・中途採用の女性運転手が現在約50人在籍するが、運転手全体では約1%に過ぎない。同社では14年4月の新卒採用から、女性運転手を約1割ずつ増やし、「将来的には全体の3割程度を女性運転手にしたい」と話している。

   13年4月にも大学出身の新卒女性2人が入社。タクシーの乗務に必要な第2種運転免許を取得し、7月からタクシー運転手として活躍している。

   タクシー運転手は、勤務時間が深夜に及ぶなど不規則なイメージが強いが、最近は昼間だけの勤務体系や、時給制で勤務時間を自由に選べるフレックスタイム制を導入して、子どもがいる女性でも働きやすいように職場環境を整えている会社が出始めている。

   女性にも運転しやすい小型車の導入や、車内カメラやカーナビの設置、GPSの搭載に制服の導入、女性用トイレや仮眠ができる休憩室、専用の更衣室やシャワーなどの設置など、女性運転手の安心、安全運転に配慮することで、女性の確保に努めている。

   一方、子どもの塾や習いごとへの送迎や、高齢者や妊婦を病院まで送迎するサービスを手がけるタクシー会社が増えている。また深夜など、女性の乗客にとっては「運転手が女性だと心強く、安心して乗れる」と人気だ。

   きめ細かい接客サービスで、「乗客が女性運転手を希望するケースが増えています」(国際自動車)と、需要が高まっている。

姉妹サイト
追悼
J-CASTニュースをフォローして
最新情報をチェック
電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中