新入社員向けアドバイスのライフネット岩瀬社長 「4月1日ネタ」と釈明、さらに批判呼び謝罪

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   新入社員向けのアドバイスを書いた2014年4月1日のブログ記事に批判が相次いだことを受け、ライフネット生命の岩瀬大輔社長兼COOが3日、皮肉たっぷりの記事を更新した。

   「毎朝30分早く出社して新聞を読め」というアドバイスは、エイプリルフールのネタだとして、1日記事の内容とは真逆のアドバイスを書き連ねたのだ。ネット上では再びバッシングが起こったため、岩瀬社長は4日に反撃記事を削除して謝罪した。

「まさか、この通りにやってる人、いないよね?」

ライフネット生命の岩瀬社長、3日の「エイプリル・フール」ブログを謝罪(09年5月撮影)
ライフネット生命の岩瀬社長、3日の「エイプリル・フール」ブログを謝罪(09年5月撮影)

   岩瀬社長は1日、「入社2日目の明日から試して欲しいこと」と題したブログ記事を投稿し、新入社員に向けて「毎朝、定時より30分前にきっちりした身なりで出社し、新聞を読んでなさい」とアドバイスした。「外のお客様に自信をもって出せるか」「皆がやらなければと思っていることを着実にこなすことができるか」という評価につながり、これを1日も欠かさず継続すれば社内における信頼は確実に高まるだろうと指摘した。

   記事は反響を呼んだが、「労務管理の担当者に早出残業になるのでやめて下さいって言われるのが普通」「出社しなくても新聞は読める」といった反論も少なくなかった。そのため、岩瀬社長は翌2日にツイッターで批判的な意見に言及し、「新聞嫌いなら、経済紙でも、業界誌でも、Tech Crunchでもいい。30分前がダメなら29分までも15分前でもいい。自分の頭で考えられない人は成長しない」と、つぶやいた(現在は削除済み)。

   岩瀬社長の反論は、ツイートだけでは終わらなかった。3日には「入社3日目の今日から試して欲しかったこと」というブログ記事を投稿し、「この短いエントリーがネットではずいぶんと反響あったようですが、まさか、この通りにやってる人、いないよね?だって、書いたの、4月1日。エイプリルフールですよ」と綴ったのだ。そして「本当に言いたかったこと」として次のアドバイスをおくった。

「入社1年目の君は、会社にはギリギリ駆け込む感じで着こう。新聞なんて読まなくていい。社内の人はみんなロジカルに成果主義で、正しく、公正に自分を評価してくれるから、社内の先輩たちの信頼を得ようなんて努力は必要ない」
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