2024年 4月 16日 (火)

「韓国対ロシア」W杯で「因縁」再燃? 相手の同点弾に「オフサイドではないか」

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   サッカー韓国代表が、ワールドカップ(W杯)ブラジル大会でロシア代表と激突した。両国は、ソチ冬季五輪のフィギュアスケート女子での金メダルを巡り因縁を抱えた間柄だ。

   試合は韓国が先制、追うロシアが後半に同点ゴールを決めて引き分けた。だが試合後、韓国では「ロシアのプレーはオフサイドだったのではないか」との意見が出たという。

韓国代表監督「オフサイドではないと思った」

   ロシアの得点シーンは後半29分。ロシアのシュートを韓国のゴールキーパーがはじき、混戦からこぼれた球がロシア選手の胸に当たった後、別の選手が拾って蹴り込み、ゴールにつなげた。

   この場面、直前で複数の韓国の選手が手を挙げて審判に「オフサイドじゃないか」とアピールしている。だが審判団はこれを認めなかった。同点となった直後、韓国側が主審に抗議をした様子はない。

   だが、ピッチの外ではオフサイド論争が起きていた。韓国のスポーツ紙「朝鮮スポーツ」電子版は2014年6月18日付の記事で、ゴールしたロシア選手がオフサイドの位置にいたようだったとして、審判が旗を上げてもおかしくなかったと主張した。さらに「今大会ではオフサイドを巡る誤審が多い」と続け、正確なジャッジを心掛けてほしいと国際サッカー連盟(FIFA)に注文をつけた。

   試合後には、こんなやり取りがあったという。韓国紙・中央日報電子版(日本語)によると、韓国代表の洪明甫(ホン・ミョンボ)監督へのインタビューで、報道陣から「ロシアの同点ゴールについてどう思うか。オフサイドの状況のようにも見えたが」との質問が出た。洪監督は「韓国ベンチの反対側で起きたことなのでオフサイド状況であったかどうかは分からない」としつつも、オフサイドではないと思ったと述べた。

   韓国メディアが色めき立つのは、ロシアとの「因縁」のためだろうか。2月のソチ冬季五輪では、フィギュア女子で金妍兒(キム・ヨナ)選手が銀メダル、地元ロシアのソトニコワ選手が金メダルに輝いた。韓国では「採点が不公正だ」との世論が巻き起こり、韓国スケート連盟が提訴する事態に発展した。最終的には国際スケート連盟が棄却したが、ロシアへのしこりは残ったかもしれない。

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