2020年 1月 19日 (日)

毎日新聞、誤報をひっそりと「軌道修正」 処刑と報じた「リ・スヨン」氏、ARFで本格外交デビュー

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「張氏に近い人物とみられ、処刑されたとの情報もあった」??

   それから4か月後に行われたARFでは、リ外相は精力的に外交を展開した。朝鮮中央通信が報じただけでも、8月5日にはラオス、6日にはベトナムの外相と会談。ミャンマー入りしてからは9日にマレーシア、インドネシア、スリランカ、カナダ、ブルネイ、カンボジア、モンゴル、ロシアの外相や外務次官と相次いで会談している。10日には「日本の外相に会って談話を交わした」という言及もある。リ外相のメディア露出も増え、毎日新聞もウェブサイトにリ外相の写真を掲載した。

   毎日新聞の「確認作業」の結果として掲載されたとみられるのが、8月8日に「日朝外相の接触焦点」と題した記事。前出の日朝外相の「談話」を予告する内容だが、記事ではリ外相について、韓国統一省の資料を引用する形で

「『リ・チョル』の別名を持ち、1980年にスイスのジュネーブ代表部公使に任命されたほか、2010年まで駐スイス大使を務めた」

と報じている。外相とスイス大使は同一人物だったということがわかる。記事では、リ外相の経歴の説明は、こう続いている。

「その後、昨年(編注:2013年)12月に処刑された張成沢(チャン・ソンテク)元国防副委員長の主導で組織された合弁投資委員会委員長に就任し、外資誘致を担当していた。張氏に近い人物とみられ、処刑されたとの情報もあった」

   記事では、「処刑されたとの情報」を報じたのが毎日新聞だという点には触れられていない。新聞業界では誤報に対して明示的に訂正記事を出すことを嫌う傾向があり、続報を出して事実上の訂正を行うことは珍しくない。今回もその典型だ。

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