2019年 1月 22日 (火)

マック苦戦は「いれたてコーヒー」のせい コンビニ大手「100円」戦争がいっそう過熱

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   コンビニエンスストア大手、ローソンが2014年9月末、「いれたてコーヒー」の100円タイプを新発売する。これで、コンビニ大手の「いれたてコーヒー」は100円化で足並みがそろうことになる。

   安価ながら、ドリップしたてで質も高い「いれたてコーヒー」は、今やコンビニ各社が顧客を呼び込む有力手段。日本コカ・コーラをはじめ飲料各社もコンビニを意識したコーヒー戦略に乗り出しており、コーヒーを巡る異業種入り乱れた競争がいっそう過熱してきた。

セブン‐イレブンを意識?ローソンも「100円」参入

コンビニ「いれたてコーヒー」がマックを襲う(画像は「セブンカフェ」のホットコーヒーレギュラーサイズ)
コンビニ「いれたてコーヒー」がマックを襲う(画像は「セブンカフェ」のホットコーヒーレギュラーサイズ)

   セブン‐イレブン・ジャパンやファミリーマートは既に100円で販売していたが、ローソンの場合、これまではMサイズの185円が最も安かった。100円化を期待する声が多い中、ローソンは店員が1杯ずつコーヒーをいれて提供する「対面販売方式」を採用、サービスの充実を重視する姿勢にこだわり、「(値段ではなく)良いコーヒーを提供する」と主張してきた。

   しかし今回は、新たに容量を減らしたSサイズを導入し、100円で提供することに。ローソンは「女性のお客様を中心に、少量を手軽に買いたいという要望をたくさんいただいたため」などと説明するが、「コーヒーで絶好調なセブン-イレブンを意識した」(業界関係者)と見るのが順当だろう。

   そもそも最近の「いれたてコーヒー」戦争の火付け役はセブン‐イレブンだ。セブン‐イレブンは昨年1月、客がレジでコーヒーを注文するとカップを提供し、店内の専用マシーンで客が自らコーヒーを入れる新サービスを開始した。

「100円」でセブン‐イレブンの一人勝ちが続いている

   100円という低価格や手軽にコーヒーを買える便利さがうけ、コーヒーを目当てに来店する客が増加、同時にパンや総菜などの「ついで買い」をするケースが増え、各店舗の売り上げが伸びた。これが、親会社のセブン&アイ・ホールディングスの2014年2月期連結決算で、小売業として初めて営業利益3000億円を突破するという偉業につながったとされる。

   そんな中、「いれたてコーヒー」では「セブン‐イレブンの一人勝ち状態が続いている」(業界関係者)との見方は根強く、ローソンも100円化に踏み切らざるを得なかったのが実情。「今後もコーヒーを巡る競争は熱くなる」との見方が広がっている。

   一方、缶コーヒーを扱う飲料業界は対応策に必死だ。各コンビニは「いれたてコーヒー」の導入に伴い、店内での缶商品の扱いを減らしているとされるためだ。

日本コカ・コーラ、アサヒ飲料、サントリーも対応に工夫凝らす

   日本コカ・コーラは今夏、豆や焙煎、抽出方法を工夫し、「従来品よりおいしい」と謳う新商品を「ジョージア ヨーロピアン」シリーズから新発売。アサヒ飲料は「ワンダ」シリーズのうち、高級豆を使った「金の無糖」で、不満を訴える購入者の一部に購入相当額を戻す異例のキャンペーンを実施した。逆に、サントリー食品インターナショナルはセブン&アイやファミリーマートと共同開発した商品を展開するなど、コンビニとの関係強化で売り上げ増を狙う。

   最近の日本マクドナルドの苦戦は「いれたてコーヒー」効果などでコンビニに顧客が奪われたことが一因とされる。大手回転ずしチェーン「くらコーポレーション」も本格派マシーンを使ったコーヒーの販売を始めるなど、コンビニの「いれたてコーヒー」は幅広い業界に影響を及ぼしており、コーヒーでは今後もさまざまな動きが生じそうだ。

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