2018年 8月 20日 (月)

前代未聞、「アッキー軽トラック」登場 女性の視線で開発に参加、PRも

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   ダイハツ工業が15年ぶりにフルモデルチェンジした軽商用車「ハイゼット トラック」が話題を集めている。なにしろ、全国で農業に従事する女性の意見を取り入れ、農林水産省の「農業女子プロジェクト」と協力して開発したという触れ込みだ。

   2014年9月2日に東京都内で行った発表会には、農業女子とアッキーこと首相夫人の安倍昭恵さんが登場した。オレンジやピンクなど8色のボディーカラーを用意したほか、運転席のドアの開度を拡大して乗降しやすくするなど、女性や高齢者の使い勝手を高めた。これまで白が主流だった軽トラックのイメージを変えるカラフルでスタイリッシュなクルマが、農村や町の風景を変えるかもしれない。

「農業を支えるのはこの軽トラックであり、女子の活躍だと思います」

農業女子にもオススメの「アッキー軽トラ」(画像はハイゼット トラック エクストラ 4WD 5MT)
農業女子にもオススメの「アッキー軽トラ」(画像はハイゼット トラック エクストラ 4WD 5MT)

   安倍首相の地元、山口県下関市で無農薬米を栽培するなど、農業や環境への関心の高さで知られる夫人は農業女子プロジェクトのサポーターとして登場。今回の開発に当たり、「私も農業女子のみなさんと一緒に、どんなものがいいかという話をさせていただきました」と、ダイハツのヒアリングに協力したエピソードを披露。「農業は可能性を秘めた素晴らしい産業であり、それを支えるのはこの軽トラックであり、女子の活躍だと思います」とエールを送った。首相夫人が軽トラックの開発に参加し、発表会に登壇するのは前代未聞だ。

   ダイハツによると、今回のハイゼットの開発では「全国各地の軽トラックユーザーを訪問し、生の声を徹底的にヒアリングして開発に反映させた」という。その生の声のひとつがアッキーであり、全国の農業女子というわけだ。

「農業女子プロジェクト」は安倍政権の成長戦略の一環

   農水省の「農業女子プロジェクト」は安倍政権の成長戦略の一環として、2013年11月にスタート。農業に従事する女性の目線で、ダイハツのほか、井関農機、三越伊勢丹ホールディングス、東急ハンズ、コーセー、日本サブウェイなど、様々な業種の企業とコラボレーションを進めている。自動車メーカーでは唯一、ダイハツが「農業女子の視点も取り入れた次世代トラックの企画・開発」に取り組んできた。

   新型ハイゼットトラックは、乗り降りしやすくするなど使い勝手にこだわった。運転席の床をこれまでより4センチ低くし、ドアを広く開くようにした。日焼け防止のため、紫外線と赤外線を遮る窓ガラスや、運転席で身だしなみを整えるバニティミラーをオプションで付けることもできる。

   ハイゼットトラックは1960年のデビュー以来、累計生産が398万台を超えるロングセラーで、農水産業はじめ、建設業、運送業など幅広い分野で活躍している。富士重工業がスバルサンバーの自主開発をやめた結果、国内の軽トラックはハイゼットのほか、スズキのキャリイ、ホンダのアクティの3車となった。この中でハイゼットは2010年から2013年まで4年連続で国内軽トラックの販売台数でトップとなっている。ライバルのスズキとホンダはどんな反撃にでるか?

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