2018年 11月 15日 (木)

地元の若手テレビ記者が稚拙な質問 赤崎氏困惑「よく分からなかったのですが...」

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   ノーベル物理学賞に2014年10月7日、赤崎勇、天野浩、中村修二の3氏が決まり、日本中が沸いた。

   名城大学では記者会見が行われ、赤崎氏による喜びの声が届けられた。そんな中、地元・名古屋のテレビ女性記者が質問の中で唐突にSTAP細胞について言及し、赤崎氏を「えっ?STAP細胞ですか?」と困惑させる一幕があった。

記者「STAP細胞の報道もありましたが」

名城大学で記者会見が行われた
名城大学で記者会見が行われた

   赤崎氏は松下電器の東京研究所基礎研究室長や名古屋大教授などを歴任。窒素ガリウムの結晶化に関する技術を開発し、世界初の青色発光ダイオード(青色LED)を実現させ、今回の受賞となった。

   現在、教授を務める愛知県名古屋市の名城大学で開かれた記者会見には多数の記者が詰めかけた。赤崎氏は「半分サプライズで、こんな名誉なことはありません」と喜びを語り、「これまで私たちの仕事を支えてくれた皆さんのサポートのおかげです」と感謝を述べた。

   記者からの質問に、「偉そうなことは言えませんけど、はやりの研究にとらわれず、自分のやりたいことをやるように」と学生や若い研究者たちにエールを送った。記者会見の冒頭、「風邪をひいてしまいまして、お聞き苦しいかと思います」と断りながらも、笑顔を見せつつ、明るく受賞についてコメントをしていた。

   会見の終盤、地元テレビの女性記者が突然、小保方晴子氏の研究不正で揺れているSTAP細胞について触れた。

   記者は聞き取りづらい、ぼそぼそした声で質問をはじめた。赤崎氏が「はい?」と聞き返したが、記者はかまわず話し続ける。たまらず赤崎氏は「ちょっと聞き取れないのですが。聞き取れないのです」とさえぎった。

   ようやく気付いた記者は、あらためて「日本の科学という分野に関しましては、STAP細胞の報道もありましたが、ノーベル賞を受賞されたということで、(編注:一部聞き取れず)、日本人の科学の分野で明るい話題になるかなと思いますが、そういう点ではどのようにお考えでしょうか」と相も変わらず聞き取りにくい声で質問した。

   質問がよく聞き取れなかったことも影響してか、赤崎氏は戸惑うような顔で、「えっ?STAP細胞ですか?ちょっとよく分からなかったのですが...」と返すのがやっとだった。

「一番駄目な質問、ふさわしくない質問だよね」

   質問の中では、青色発光ダイオードとSTAP細胞がどういう関係があるのか全く不明で、赤崎氏が困惑するのも当然だ。会場の雰囲気まで一変してしまった。

   記者は「そういう話もありましたけれども、今後、若い学生などに日本人のノーベル賞受賞が、科学の明るい話題になったかと思うんですけど、そのあたりは...」と歯切れの悪い話し方で、すでに出た質問を繰り返した。赤崎氏は苦笑いをしながら、「はい。それは、なればうれしいですね」とコメントした。

   会見はNHKの19時台のニュースで生中継され、その様子を多くの視聴者が見ていた。案の定、視聴者から

「見てたけど、どんな意図なんだろうな」
「一番駄目な質問つーか、ふさわしくない質問だよね」
「空気が読めないって言うのはこういう奴の事だと思ったわ」

と散々にこき下ろされた。研究に関してではなく、無関係の小保方氏の話題を出したことには「勉強してこなかったんだろうなあ」とも指摘されている。

   記者は無関係なSTAP細胞を持ち出して何が聞きたかったのだろうか。「明るい話題」を強調したかったなら、もっと別の形で質問をすべきだ。

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