さようなら「パソコン」 若者のネット接続はスマホが主流に

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   スマートフォン(スマホ)やタブレット型端末の普及が進むのと対照的に、パソコン(PC)需要の低下が指摘されている。

   ある調査によると、10代はPCによるインターネット接続時間が大幅に減っているという。PCの使い手として残るのは、「おじさん世代」だけになるかもしれない。

2014年度のPC需要は「XP特需」の反動で落ち込み

10代はPCからスマホに移行か
10代はPCからスマホに移行か
「10代でパソコン離れが急加速。パソコンからのネット接続は、1年で約3分の2に」。

   コンピューターソフト開発のジャストシステムが2014年10月10日に発表した調査結果だ。男女15~69歳を対象に1100件の回答を得た。ネット接続に利用する機器について、対象者全体ではノートPCが61.9%と割合が最も高く、スマホは51.5%で2番目となった。ところが世代別になると違いが顕著になる。特に10代は、男女ともスマホ利用がノートPCを上回り、逆転する。

   平均接触時間も似たような結果が出た。15~19歳は、PCからのネット接続時間が88.2分なのに対してスマホからは116.2分とスマホに軍配が上がる。20~24歳はPCが143.8分、スマホが126.0分と入れ替わるが、時間はほぼ互角と言えそうだ。これが35~39歳になると、PCとスマホの割合は166.4分対74.3分とPCからの接続時間が倍以上。40~44歳は130.0分対78.8分、45~49歳も147.1分対59.0分とPCが圧倒的に多い。50代以上も同様の結果となっている。しかも、10代はPCでのネット利用が1年前に比べて大きく低下していることから、スマホへの移行が進んでいるようだ。

   国内のPC需要はどうなっているだろうか。調査会社MM総研が2014年5月14日に発表した国内PC出荷概要によると、2013年度はPCで広く使われている基本ソフト(OS)「ウィンドウズXP」のサポート終了にともなう買い替えが起こり、前年度比9.7%増の1651万3000台となった。だが、2014年度はその反動により、通期で同16.1%減の1385万台にとどまるとした。

   今後の頼みは法人向けだ。IDCジャパンが3月18日発表した2014~18年の出荷台数予測を見ると、PCは1344万台から1351万台と微増となっている。個人向けは落ち込む半面、法人向けが812万台から847万台と伸びている。

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